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上村大輔理学研究科教授と祖父江 元医学系研究科教授が中日文化賞を受賞

2007年05月11日

上村大輔(うえむらだいすけ)理学研究科教授と祖父江 元(そぶえ げん)医学系研究科教授が、第60回中日文化賞を受賞しました。
本賞は、中日新聞社が、優れた文化的業績をあげた中部地区の個人及び団体に贈るものです。

上村教授の受賞は、「海洋天然物の生物有機化学的研究」で、特に、クロイソカイメン由来の「抗腫瘍物質ハリコンドリンB」とイワスナギンチャクが持つ「猛 毒パリトキシン」という有機化合物を発見し、その分子構造を解明したことによるものです。受賞に際し、同教授は、「自然界には未解明の生物現象が多く残さ れている。関連する天然物からは、まだ新しいサイエンスが出てくる」と、自然界の有機化合物に関する研究の可能性を示唆しました。

祖父江教授の受賞は、「神経変性疾患の病態抑止治療研究」で、神経変性疾患の発症の仕組みを分子レベルで解明し、がん治療などに使われる薬剤が病気進行を 抑え、分子標的治療への展望を示したことによるものです。特に神経変性疾患の一種、球脊髄性筋萎縮症では、臨床治験を実施しています。受賞に際し、同教授 は、「神経変性疾患の病態を抑止する治療薬が、患者さんの症状を改善する助けとなることを信じ、今後も研究と治験を行っていきたい」と話しました。

なお、贈呈式は、5月30日(水)、中日パレスで行われる予定です。