社会との連携/国際交流

公開講座

名古屋大学公開講座 「 絆:つなぐ、つながるを考える」

  • 開催日時:平成25年8月20日(火)~10月15日(火)の火・木曜日の全15回 18:00~19:30

 

 

東日本大震災後の苦しいときに、お互いに助け合おうとする人々の絆(きづな)が注目されましたが、逆に、無縁社会といった言葉が注目されるようになるなど、地域コミュニティや家族のつながりが弱くなっていることもしばしば指摘されます。一方で、グローバル化が進展し、海外の出来事がたちどころに私たちの生活にも影響するようになり、人と人のつながりは国境を超えています。また、文化や歴史研究、教育活動は、先人の知恵や経験を将来の世代につなぐ役割を果たしています。

理系の分野でも、インターネットは、さまざまなコンピュータをつなぐことによって、新しい社会を生み出しました。中央道のトンネル崩落事故では、道路という社会ネットワークを支えるインフラの老朽化問題がクローズアップされました。事故の直接の原因として接着剤の劣化にも注目が集まりましたが、モノとモノとをつなぐ技術が私たちの生活にとって身近なことを感じさせました。意識していませんが、私たちの体も、多数の細胞がつながってできています。

より広い視点に立てば、そもそも科学の発展は、人類が直面する様々な問題に対して解決策を探るための営みともいえます。その意味では、大学で行われている研究は何らかの意味で皆さんにとっての身近な問題とつながっています。

そこで、本年度の公開講座では、「絆」をメインキーワードにして、幅広い観点から、つなぐ、つながるに関連するテーマの講義を用意しました。名古屋大学の教員が自らの学問分野の成果を生かしてわかりやすく講義しますので、楽しみにしてください。

 

 

曜日研究科講師テーマ
1 8/20 (火) 文学研究科 木俣 元一 教授 つなぐ、つながる:ゴシック美術を考える
2 8/22 (木) 工学研究科 中村 光 教授 地域をつなぐインフラを次世代へ引き継ぐために
3 8/27 (火) 法学研究科 原田 綾子 准教授 児童虐待への対応と法の役割-家族への介入と支援のあいだ-
4 8/29 (木) 地球水循環研究センター 石坂 丞二 教授 人と海のつながり:人・水循環・海洋生態系
5 9/3 (火) 情報科学研究科 安田 孝美 教授 情報通信技術(ICT)でつなぐコミュニティー
6 9/12 (木) 教育発達科学研究科 五十嵐 祐 准教授 対人ネットワークのつながりが生み出すパワー
7 9/17 (火) 医学系研究科 磯部 健一 教授 健康、疾患の基礎としての免疫系
8 9/19 (木) 経済学研究科 江夏 幾多郎 准教授 企業組織における人々のつながり―歴史、現在地点、展望
9 9/24 (火) 国際言語文化研究科 河村 雅隆 教授 テレビは21世紀に「きずな」として生き残れるか
10 9/26 (木) 理学研究科 上川内 あづさ 教授  「音」を介したつながり:ヒトの音声言語からムシの求愛歌まで
11 10/1 (火) 生命農学研究科 生源寺 眞一 教授 食料がつなぐ世界と日本・都会と農村
12 10/3 (木) 太陽地球環境研究所 田島 宏康 教授 放射能除染に活かされる宇宙放射線観測技術
13 10/8 (火) 多元数理科学研究科 川村 友美 准教授 結び目の数学 ―「こんな研究」の意外なつながり―
14 10/10 (木) 国際開発研究科 櫻井 龍彦 教授 "未来へつなぐ民俗的思考ー震災を経て一人の民俗学者が考えたこと-"
15 10/15 (火) 環境学研究科 加藤 博和 准教授 地域公共交通がつなぐ人、まち、そして未来