社会との連携/国際交流

公開講座

平成26年度名古屋大学公開講座  おもしろいことは「境界」で起こる

  • 開催日時:8月19日(火)~10月16日(木) 火・木開催 全15回 18:00~19:30
  • 開催場所:経済学部第2講義室
  • 定員:200名
  • 応募資格:満18歳以上の方
  • 申込み期間:平成26年6月16日(月)~7月22日(火)
  • 受講料:9,460円
  • 申し込み:受け付けは終了いたしました。
    今後のお問い合わせは下記連絡先へご連絡ください。
    電話 052-747-6584  時間 9時~17時(土・日・祝日除く)
  • 2014公開講座ポスター

     

  • 内容:グローバル化、国際化のかけ声が聞かれるようになりましたが、それは日本と他国との間に「壁」としての境界が意識されていることの現れでもあります。そもそも「境界」とはどのような場なのでしょうか。
    たとえば、国と国との「境界」である国境は「壁」である一方、そこでは人やモノ、情報の行き来があるのが常で、時には紛争の生ずる場合もあります。鎖国といわれる江戸時代でも、対馬や出島といった港/島を通して諸外国との交流が行われていました。国境の線引きは、日本のように海に囲まれた国でさえ必ずしも明らかではなく、近隣国との緊張をもたらす場合もあります。
    現代日本では20歳になれば酒が飲めるようになり、コドモとオトナとの「境界」の線引きがなされていますが、時代や国によりさまざまな違いがあります。また、若者に「オトナになれ」という時には社会的に分別のある存在を意味するいっぽう、生物として見れば、オトナになることは、成長が止まって老化が始まったと見なすこともできます。思春期のようにオトナでもない、コドモでもない、その両方が混じり合っている部分としての境界もあります。
    細胞の「境界」である細胞膜は、決して静的なものではありません。細胞膜を通してのモノのやりとりも目覚ましい勢いで解明されつつあり、新薬を開発する創薬の分野でも大きな期待が寄せられています。人体と外界との「境界」/バリアーである皮膚は、最大の臓器とも言われ、さまざまな研究がなされています。
    近松門左衛門の晩年の遺語に「虚実皮膜(きょじつひにく)」があり、演劇の神髄は虚と実との「境界」にあるといった意味です。以上のように、さまざまな分野にある「境界」は、モノを活性化させ、独特の現象をひきおこす面白い場なのです。
    今年度は皆様と名古屋大学の教員が、自らの学問分野の成果を生かして「境界」の面白さを公開講座という場を通して分かち合うことを楽しみにしております。


曜日 研究科 講師 テーマ
1 8/19 理学研究科 篠原久典 教授 21世紀を拓く革新的ナノ物質は宇宙から

2

8/21 情報基盤センター 高倉弘喜 教授  リアル世界とサイバー世界の境界消失?
3 8/26 国際開発研究科 藤川清史 教授

温室効果ガス(CO2)は誰が排出しているのか

4 8/28 経済学研究科 佐藤宣之 教授 國酒は国境を越えて:「國酒プロジェクト」を題材に日本の進むべき道を考える
5 9/2 創薬科学研究科 藤吉好則 特任教授 ヒトの個性や能力を分子レベルから理解したい
6 9/4

文学研究科

佐々木重洋

准教授

善と悪の境界に-アフリカ社会の妖術信仰-
7 9/11 医学系研究科

秋山真志

教授

人体の内と外との境界:皮膚のバリア機能と皮膚を舞台とする疾患
8 9/16 生命農学研究科

川北一人

教授

植物と病原微生物の「境界」で起こっていること -互いの存亡をかけた戦い-
9 9/18 国際言語文化研究科

井原伸浩

准教授

外交は何と何の「際(きわ)」で展開するか:日本政府による対日イメージ向上の試みを事例に
10 9/25 多元数理科学研究科

白水徹也

教授

超ひも理論が予言する境界としての宇宙
11 10/2  教育発達科学研究科

服部美奈

教授

オトナになりたい!血の塊から人間へ、コドモからオトナへ-イスラーム社会の教育と産育儀礼
12 10/7 工学研究科

山田陽滋

教授

安全と危険の境界~人間に直接サービスをするロボットをテーマに
13 10/9 太陽地球環境研究所 

関華奈子

准教授

宇宙と地球大気との境界を探る:オーロラと宇宙の嵐
14 10/14 環境学研究科

片木篤

教授

都市の「境界」と郊外の形成
15 10/16 法学研究科

國分典子

教授

性の境界と法―性同一障害を中心に―