大学の概要/学部・研究科

SDGsプロジェクト

 SDGs実現に貢献する名古屋大学

世界は今、気候変動、環境破壊、感染症、格差と貧困、テロリズム等、人類の持続的な発展を阻害する可能性のあるきわめて深刻で困難な課題に直面しています。国際社会は、2015年 9月に「国連持続可能な開発サミット」を開催し、こうした課題の解決に向けた達成目標「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」を採択しています。以来、日本においても、SDGs達成に向けた努力が行政、企業、市民社会それぞれで加速しています。これらの課題に挑戦する人材を育成することと課題解決のための学術研究を推進し成果を社会に還元することは、市民社会の一翼を担う名古屋大学にとって最も重要な役割のひとつです。2000年に制定した名古屋大学学術憲章では、「研究と教育を通じて人々の幸福に貢献すること」を使命として掲げるとともに、2005年には名古屋大学環境方針を策定し、「持続可能な社会の実現に貢献すること」を理念として定めています。

 

SDGsには17の目標と169のターゲットがあり、SDGsが求める取組みは広範にわたります。名古屋大学は、環境やエネルギー問題に限らず、ジェンダー平等の推進や貧困と飢餓の撲滅等のテーマに、文理の壁を越えて長年にわたり取り組んできました。SDGs達成への社会の気運が高まる中、これらの成果をあらためて社会に発信し、国内外の多様な人々や組織と連携しながら、SDGs達成にむけてさらなる貢献をしてゆきたいと思います。 

 

THE 大学インパクトランキング2020で、国内9位にランクインしました

 

イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education(THE)」が発表するTHEインパクトランキングで国内9位となりました。 THEインパクトランキングは大学の社会貢献の取り組みを国連のSDGsの枠組みを使って可視化するランキングで、2019年から始まったものです。2回目の今回は世界766大学、国内63大学が総合ランキングの対象となりました。名古屋大学は今回が初参加で、総合ランキングにおいて世界201-300位、国内9位タイにランクインしました。

 

  

  

 

 

名古屋市「なごやSDGsグリーンパートナーズ認定優良エコ事業所」に認定

 

 

名古屋大学東山・鶴舞及び大幸キャンパスは、SDGsに関する取り組みが評価され、2022年3月、名古屋市「なごやSDGsグリーンパートナーズ認定優良エコ事業所」に認定されました。

 

東海国立大学機構施設統括部HP

名古屋大学の省エネ・環境活動受賞履歴

 

名古屋市「なごやSDGsグリーンパートナーズ」HP

 

 

主な取り組み

環境報告書

名古屋大学環境報告書では、環境活動や環境への影響だけでなく、ダイバーシティ、防災、安全衛生などSDGsに貢献する様々な活動を紹介しています。

 

環境報告書2021

 

環境に関する教育・研究 P20~43

          

 

社会的責任・環境コミュニケーション P44~57

           

 

環境マネジメント・環境パフォーマンス P16~19,44,58~63

     

 

環境方針 

  

名古屋大学省エネ・節電実行計画

名古屋大学は計画的に省エネと節電に取組んでおり、平成29年度省エネ大賞(資源エネルギー庁長官賞)を受賞しています。

 


 

 

フューチャー・アース研究センター

フューチャー・アースは持続可能な地球社会の実現をめざす国際協働研究プラットフォームです。2012年「国連持続可能な開発会議」(Rio+20)で提唱され、2015年から10年の計画で活動を開始しました。フューチャー・アースは、SDGs(持続可能な開発目標)の実現に貢献する学問研究として、市民、行政、企業など社会のステークフォルダーとともに研究を進めるトランスディシプリナリ(超学際的)な学問の発展をめざします。2018年4月発足したフューチャー・アース研究センターは、名古屋大学におけるその推進力として活動します。

 

 

   

 

男女共同参画センター

男女共同参画を積極的に具現化するため、全国の国立大学に先駆け、名古屋大学の学内措置により、男女共同参画室として設置されました(平成15年1月21日設置)。ポジティブアクションに関すること、ジェンダー差別・格差の是正,監視のための苦情処理制度に関すること、男女共同参画社会推進産学官連携フォーラムに関すること、文理複合的ジェンダー基礎研究プロジェクトに関すること、政策研究プロジェクトに関すること、その他本学の男女共同参画の推進に関し必要な事項を業務としています。平成29年7月1日より、男女共同参画センターとして改変されました。

 

 

 

  

 

GaN研究戦略室

大学、企業、国立研究開発法人等の産学官共創により、次世代半導体GaN等の材料、デバイスの基礎研究からシステム技術までを一気通貫で研究開発を行い、社会実装を加速させることを目的として、全学的なマネジメント体制のもと、名古屋大学GaN研究戦略室が設置されました。省エネ社会実現のため、基礎基盤研究の課題が多い窒化ガリウム(GaN)等の次世代半導体に関し、実用化に向けた研究開発を一体的に加速するために活動しています。

 

 


 

トランスフォーマティブ生命分子研究所

トランスフォーマティブ生命分子研究所は、名古屋大学の強みである合成化学、触媒化学、システム生命科学、動植物科学分野の調和によって、大きな社会的波及効果をもたらしうる最先端科学を創成することを目指して設立された、新しい学際的分子研究拠点です。

 

 

  

 

減災連携研究センター

減災連携研究センターは、平成22年12月に設立されました。「東海」「東南海」「南海」の3連動地震などによる巨大災害や近年頻発している風水害に対して、産官学民の地域密着型の様々な連携により、それら被害を軽減していくための戦略を、研究と人材育成を通じて構築することを目指しています。

 

 

 

 

宇宙地球環境研究所

宇宙地球環境研究所は2015年10月1日に発足しました。宇宙科学と地球科学を結び付ける全国で唯一の研究所として、地球・太陽・宇宙を1つのシステムとしてとらえ、そこに生起する多様な現象のメカニズムや相互関係の解明を通して、地球環境問題の解決と宇宙 にひろがる人類社会の発展に貢献することをミッションに掲げて活動しています。

 

 

  

 

 

未来材料・システム研究所(IMaSS)

未来材料・システム研究所は、環境と調和させながら持続発展可能な社会を実現するための材料・デバイスからシステムに至る幅広い領域の研究課題に取り組んでいます。

 

 

 

 

 

生物機能開発利用研究センター

生物機能開発利用研究センターは、食料増産、二酸化炭素削減、エネルギー関連の新規産業の創出、健康増進や病気の診断・治療の新たな技術開発などの食料・健康・環境に関する諸問題の解決を目指して、社会実装を見据えた基礎研究から応用研究までの先駆的研究を推進している。

SDGsの17の世界的目標の中でも、特に「1. 貧困をなくそう」、「2. 飢餓をゼロに」、「3. すべての人に健康と福祉を」、「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」、「9. 産業と技術革新の基盤をつくろう」、「13. 気候変動に具体的な対策を」、「14. 海の豊かさを守ろう」、「15. 陸の豊かさも守ろう」の実現を目指して、イネの基礎研究で世界を食糧危機から救う研究プロジェクト(WISHプロジェクト)、バイオ燃料・海洋分解性プラスチックの原料・耕作不適地の緑化・家畜飼料などに最適化したソルガム品種の育種創出、植物ホルモン(ジベレリン)を利用した高バイオマス植物の開発、接木技術の高度化による多様性回復とモノカルチャーの共実現を目指した研究、非感染性疾患とくに精神疾患の診断と治療法の開発などを推進している。