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2013年03月27日
本学法学研究科博士課程後期課程3年の福田真希さんと理学研究科博士課程後期課程3年の奥田哲弘さんが、日本学術振興会 育志賞を受賞しました。
同賞は、将来、我が国の学術研究の発展に寄与することが期待される優秀な大学院博士課程学生を顕彰することを目的として、平成22年度に創設されたものです。
なお、今回は124名の推薦者の中から16名が受賞しました。3月4日(月)に授賞式が、3月14日(木)に受賞記念講演会が行われました。
研究概要:フランスの古代から19世紀、とりわけ絶対王政期以後の恩赦と権力の関係を考察したものです。恩赦には、君主の気まぐれというイメージがあると思われますが、これまでの研究では、正面から扱われることはほとんどありませんでした。しかし、本研究では、当時の法学書や議事録、恩赦の際に実際に用いられた文書、そして19世紀については統計も利用し、法制・思想・実態の3側面からこの制度を検討することで、近代の共和制の権力にとっても、恩赦は重要な意義をもつことを明らかにしました。
研究概要:多数の候補物質のなかから花粉管誘引物質を同定するにあたり、候補ペプチドの精製法と、定量的な花粉管誘引アッセイ系を独自に開発することに成功しました。この2つの技術を用いることで、真の花粉管誘引物質としてLURE1, LURE2を同定しました。これにより、140年にわたる謎が明らかになるとともに、花粉管ガイダンスを分子レベルで解析することが初めて可能となりました。さらに、花粉管は雌蕊組織によってLUREsに対する結合性と応答性の少なくとも2段階で制御されていることを明らかにしました。