2022年01月06日
東海国立大学機構名古屋大学は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)「はやぶさ2プロジェクト」から感謝状を授与されました。
本学は、これまでJAXAとの連携協力協定などを通じて、日本の宇宙科学探査の推進に大きな寄与をしており、はやぶさ2プロジェクトにも教員や学生が参加して、さまざまな重要な貢献をしてきました。このたびの感謝状は、はやぶさ2プロジェクトサイエンティストである本学大学院環境学研究科 渡邊 誠一郎 教授をはじめとした本学の貢献に対し、授与されました。
2014年12月に種子島宇宙センターから打ち上げられた「はやぶさ2」は、地球から3億kmの彼方で小惑星リュウグウを探査し、約6年間にわたる宇宙の旅を無事に終えて、2020年12月にカプセルを地球に帰還させました。リュウグウでの運用はすべて成功し、予定を大幅に上回る量の試料を地球に持ち帰ることができました。すでにサイエンスの論文も多数出版されており、こうした成功は日本のみならず世界の大学・研究機関、さらには探査機や機器の開発を担った企業などの様々な方々の努力の賜と言えます。
渡邊教授(左)と松尾総長(右)
JAXA「はやぶさ2プロジェクト」からの感謝状
はやぶさ2が届けた試料の分析は進んでおり、いくつもの初期成果論文が投稿されつつあります。試料の分光的調査からはCIと呼ばれる最も始原的な炭素質コンドライト隕石と類似していることがわかり、太陽系形成の謎が明らかになると期待しています。はやぶさ2の探査研究に没頭できる環境を用意していただいた名古屋大学に深く感謝します。
総長室から
名古屋大学総長
杉山 直
東海機構
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