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2017年12月04日
名古屋大学大学院生命農学研究科は、平成30年4月から、タイのカセサート大学と共同学位(ジョイント・ディグリー)プログラム「名古屋大学・カセサート大学国際連携生命農学専攻」を開設します。
本専攻は両大学がそれぞれの強みを活かし、統一された学位プログラムを設けることにより国際的次世代研究者の養成を目指すものであり、名古屋大学が設置するジョイント・ディグリープログラムとしてオーストラリア・アデレード大学(医学系研究科)、イギリス・エディンバラ大学(理学研究科)、スウェーデン・ルンド大学(医学系研究科)に次ぐ4番目の取り組みであり、農学分野においては全国初の取り組みとなります。
研究科 |
大学院生命農学研究科 |
専攻名 |
名古屋大学・カセサート大学国際連携生命農学専攻 |
学位 |
博士(農学) |
入学定員 |
2名(名古屋大学を主大学とする学生1名、カセサート大学を主大学とする学生1名) |
教育方法 |
使用する共通言語は、国際通用性のある英語を使用。 3年制博士課程で、原則2年目の12ヶ月間を連携大学で研究を行う。 |
その他 |
留学中は経済的支援を行う予定。 |
※平成30年4月入学生から募集します。
アジア地域を中心とする国際研究が増加しており、例えば、1)暑熱、多湿、乾燥等の環境ストレスへの耐性を科学的に理解し、その遺伝的背景を家畜・家禽の改良に活かす研究、2)果実着色を始めとする様々な有用形質発現機構や開花制御機構を解明し、温暖化に適応可能な品種育成や栽培技術の開発等が展開されています。本専攻はこれら自然科学分野における国際的リーダーとなりうる博士人材を養成することを目的とします。
「農学分野における専門的知識・技術を熟知し、他分野との緊密な連携により、豊かな人間性、高い倫理性を備え、専門的な知識、技術とともに倫理的思考力と広い視野を持ち、また、農学のフロントランナーとしての社会的使命感により、人類の食・環境・健康の質的向上並びに生物関連産業の発展と環境負荷の低減、地球生態系の保全に深く貢献できる人材」を養成します。
これまで生命農学研究科が培ってきた生産農学、畜産学、農芸化学、森林学・林産学に関わる先端的な研究を、カセサート大学が有する370ヘクタールという広大な熱帯農林地での実証研究として展開することにより、1)暑熱、多湿、乾燥等の様々な環境ストレスへの耐性の科学的理解、2)モンスーンアジア地域の共通農業基盤である水田生態系の物質循環とそれを担う土壌生物群集に関する学術的知見の蓄積、3)温暖化など地球環境変動に関する農業生態系の科学的理解、4)未利用熱帯産材の有効利用に資する学術的知見の蓄積等が可能となり、東南アジア地域でしか得られない豊富な遺伝資源を最大限活用した教育プログラムを実現します。
総長室から
名古屋大学総長
杉山 直
東海機構
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