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数物系科学

2026.11.06

ブラックホールの間欠泉「宇宙ジェット」の予知がついに可能に―噴き出る瞬間をとらえる観測体制を事前に整えられる時代へー

【ポイント】

・宇宙ジェットの発生予報法の開発に世界で初めて成功
・観測体制の根拠のある事前準備による詳細な観測データの取得が可能に
・生命の維持・進化をコントロールしてきた宇宙線の発生起源の解明へ貢献

 

富山大学 大学院 理工学研究科の川口 俊宏 教授と名古屋大学 宇宙地球環境研究所の山岡 和貴 准教授の研究グループは、ブラックホールからほぼ光の速さで細長くプラズマが噴出するジェット現象の発生を1日から10日前から予測する手法を、世界で初めて開発しました。
宇宙のあまねく場所に存在するブラックホールは普遍的にジェット現象を起こし、生命の維持・進化をコントロールしてきた宇宙線の主要発生源です。しかしいつ起こるかを予知する手段が無く、詳細な観測データを得ることがとても困難であることが、その理解へのボトルネックになっていました。本研究は、同グループが昨年発表した宇宙ジェットの発生条件が複数天体で共通して成り立つことを明らかにし、発生予知を可能にしました。また、ブラックホールへのガスの大量落下がジェットの発生を起こしているわけではないことも明らかになり、プラズマ噴出が起きる原理の解明へ寄与すると期待されます。
本研究成果は、国際学術雑誌「The Astrophysical Journal」に2026年11月5日付(日本時間)に掲載されました。

 

◆詳細(プレスリリース本文)はこちら

 

【論文情報】

論文名: Jet Forecast: Timing of Discrete Jet Ejections of Stellar-Mass Black Holes Anticipated via X-ray Properties
著者: T. Kawaguchi (富山大学) and K. Yamaoka (名古屋大学)
掲載誌: The Astrophysical Journal誌
DOI: https://doi.org/10.3847/1538-4357/aeacc6

 

【研究代表者】

宇宙地球環境研究所 山岡 和貴 准教授
https://www.isee.nagoya-u.ac.jp/~yamaoka

 

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