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環境医学研究所市民公開講座「糖尿病と肥満−研究と治療の最前線」

時間 13:00〜16:30
場所

野依記念学術交流館 2階 大会議室

E31

講師 北村 忠弘(群馬大学生体調節研究所、代謝シグナル研究展開センター長)
林 良敬(名古屋大学環境医学研究所
武田 純(岐阜大学)
神谷英紀(愛知医科大学医学部内科学講座 糖尿病内科)
内容 4名の講師(岐阜大学、名古屋大学、群馬大学、愛知医科大学より各1名)により糖尿病に関連した最近の話題と研究内容を紹介します。
13:00〜13:05 開会の辞
開会の辞 名古屋大学環境医学研究所所長 澤田 誠
北村 忠弘
北村 忠弘
13:05〜13:45 「食欲、肥満、長寿を科学する」
北村 忠弘(群馬大学生体調節研究所、代謝シグナル研究展開センター長) 肥満は外見上の問題以上に、糖尿病、高血圧、高脂血症を引き起こす危険な状態です。 現在、日本には肥満者が2300万人います。肥満の大敵は言うまでもなく食欲です。 食欲とは何か、なぜ我慢できないのか科学的に説明します。 また、カロリー制限をすると寿命が延びることが最近サルで証明されました。 驚くべきことに、単に長生きするのではなく、糖尿病、心筋梗塞、癌、痴呆までもが減少していました。 最近、このメカニズムに関わる分子が発見され、健康長寿が実現できる可能性が出てきました。 これらの最新の研究成果を紹介します。
林 良敬
林 良敬
13:45〜14:25 「ランゲルハンス島を見る」
林 良敬(名古屋大学環境医学研究所) ランゲルハンス島は海に浮かぶ島ではありません。人の体のすい臓にはおよそ百万個のランゲルハンス島が存在し、インスリンやグルカゴンという糖尿病と深く関わるホルモンを作っています。この講演では、私たちが開発した光るランゲルハンス島をもつ動物モデルでは、どんな風にランゲルハンス島が見えるか、そしてこの動物モデルを使って研究することにより何がわかるか、をわかりやすくお話します。
14:25〜14:40 休憩
神谷 英紀
神谷 英紀
14:40〜15:20 「糖尿病合併症を防ぐ:より良い日常生活を保つために」
神谷 英紀(愛知医科大学医学部内科学講座 糖尿病内科) 糖尿病は、眼・腎臓・末梢神経だけでなく心臓や脳を含めた様々な臓器に障害(合併症)を引き起こします。糖尿病患者さんが治療を受ける目的は、糖尿病がない方と同じ"生活の質"を維持することにあります。"生活の質"を維持するためには、糖尿病合併症を予防するあるいは進行を止めることが重要になります。ここでは糖尿病合併症について、その種類から治療法についてお話します。
武田 純
武田 純
15:20〜16:00 「日本人は糖尿病になりやすいって本当?」
武田 純(岐阜大学) 糖尿病は生活習慣病の代表であり、我が国では患者さんの数は増え続け、40歳以上では予備軍も含めると3人に1人の割合です。食べ過ぎや運動不足などの不適切な生活によって発症しますが、最も大事なことは「なりやすい体質」があるということです。日本人は欧米人と違って同じ生活でもなりやすいと言われています。従って、欧米風の生活習慣の改善や体質に適した薬の選び方にはより注意が必要になります。病気の発症や進行を防ぐために、先ずは「体質」を考えた上手な生活を一緒に考えましょう。
16:00〜16:30 パネルディスカッション(質疑)