・編隊飛行において推進剤や軌道制御機器を使用しない超小型衛星「MAGNARO-II」(マグナロ-II)を研究開発した。
・本衛星は、軌道上で二つに分離し磁気や空気による力といった人工衛星が受ける力を利用し、人工衛星の編隊を形成し維持する技術の実証実験を行う。
・軌道制御機器を使用しないことから、余裕ができたスペースに望遠鏡やミッション用の通信機といったミッション機器を搭載でき、推進剤の残量を考慮する必要がないため、従来よりも長期にわたる編隊維持が期待される。
・本衛星のこれまでの研究開発により得られた知見により、名古屋大学が代表機関として実施しているJAXA宇宙戦略基金 高精度衛星編隊飛行技術「半永久的 Software Defined 編隊飛行と宇宙 MIMO 通信への展開」を推進し、より柔軟かつ長期間にわたる編隊飛行といった技術の高度化と宇宙通信システムへの応用を進める。
名古屋大学大学院工学研究科の稲守 孝哉 准教授らの研究グループは、衛星編隊飛行において宇宙の力を用いる4.2 kgの超小型衛星(キューブサット衛星)MAGNARO-II(MAGnetically separating NAno-satellite with Rotation for Orbit control-II)を研究開発しました。
本衛星は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証4号機の実証テーマの一つとして、Rocket Lab社のElectronにより打ち上げられる予定です。本衛星では、地球の磁場により得られる力で衛星をスピンさせて、適切なタイミングで二つの衛星を分離することで編隊を形成し、空気の力を使い編隊を維持する技術実証実験を行います。
◆詳細(プレスリリース本文)はこちら