名古屋大学、東京農工大学、浙江大学、佛山科学技術学院、中国科学院、ソーク研究所の共同研究グループは、樹木中に含まれる“リグニン”から、環境に優しい金属キレート剤を開発し、鉄欠乏土壌でも植物の生長を促進させることに成功しました。世界の耕地の 3分の1は鉄欠乏土壌であり、この研究成果により、耕作不適地においても作物の収量と品質を向上させ、食糧の安定供給に大きく貢献することが期待されます。
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本研究成果は、Nature Communications (8月11付)に掲載されました。
論文タイトル:A lignin-derived material improves plant nutrient bioavailability and growth through its metal chelating capacity
URL: https://doi.org/10.1038/s41467-023-40497-2
農学国際教育研究センター 犬飼 義明 教授
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