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大学の概要/学部・研究科

個人の尊厳を守り多様な個性を尊重する名古屋大学基本宣言

名古屋大学は、『学術憲章』において、「自由闊達な学風の下、人間と社会と自然に関する研究と教育を通じて、人々の幸福に貢献すること」を、学術活動の理念として掲げている。この理念を実現するために、名古屋大学は、本学の構成員すべての尊厳が守られ個性が尊重されるキャンパスを作らなければならない。

 

個人の尊厳が守られ個性が尊重されるためには、教育・研究・就業活動のあらゆる場面において、国籍、民族、言語、ジェンダー、性的個性、宗教、政治的意見、社会的身分、障害の有無などに基づくあらゆる差別をなくさなければならない。名古屋大学は、本学における教育・研究・就業活動のあらゆる場面での差別の解消に第一義的責任を負う。

 

また、大学の構成員の中には、その尊厳が守られ個性が尊重されるために「必要かつ合理的配慮」を要する者がいる。名古屋大学は、こうした構成員に対し、その必要に応じて、尊厳と個性への敬意を阻む障壁をなくすため、支援を行う体制を整備しなければならない。

 

名古屋大学のすべての構成員もまた、個人の尊厳を守り、互いの個性を尊重し、自由で開放的な環境を作ることに努めなければならない。

 

多様な個性を持つ構成員が、それぞれが望む幸福をキャンパスの内外で追求する機会を保障され、その能力を最大限に発揮することができるよう、名古屋大学は、ジェンダー平等の実現、障害がある構成員の支援、文化的多様性を持つ構成員の支援、性的個性に基づく差別の是正をはじめとして、さまざまなダイバーシティ推進施策を着実に実行していく。また、構成員の理解を深めるための啓発活動を行なっていく。こうした活動や施策を通じて、本学の構成員の誰もが個性と能力を存分に発揮し、ワーク・ライフ・バランスを実現できる教育・研究・就業環境の整備に努める。

 

2018年9月11日制定

1.男女共同参画(ジェンダー平等)推進のガイドライン

名古屋大学は、「名古屋大学における男女共同参画を推進するための提言」において、以下のように宣言している。「男女共同参画による教育研究の実践こそが、21世紀における本学の命運を決定するといっても過言ではなく、この使命を果たすためにも、男女が対等に構成員として、自らの意思によってあらゆる活動に参画する機会を確保し、かつ共に責任を担う、男女共同参画の形成に資する施策を実施することが本学の最重要課題と位置付けられる。」

 

名古屋大学は、以下の施策の推進を通じ、性別によらず誰もが個性と能力を十分に発揮できる環境づくりに、一層努力する。

(ア) 大学運営・研究教育における女性の活躍推進

(イ) 女性研究者比率及び女性上位職比率の増大

(ウ) 出産・育児・介護等のライフイベントと教育・研究・就労の両立支援

(エ) 男女共同参画、ジェンダーに関する教育・研究の推進

 

2.障害を理由とする差別の解消についてのガイドライン

名古屋大学は、あらゆる障害(身体障害、知的障害、精神障害、発達障害、難病や内部障害)によって差別されることのないよう、また障害のある者とない者が教育、研究及び就業活動に等しく参画できるよう合理的配慮を行うなど、積極的に環境整備を進めていく。

 

名古屋大学は、以下の施策の推進を通じ、障害の有無によらず誰もが個性と能力を十分に発揮できる環境づくりに、一層努力する。

(ア) 障害を理由とするいかなる差別的取り扱いも行わない。

(イ) あらゆる障害のある者に対して、合理的配慮を提供するとともに、その質の維持・向上に努める。

(ウ) 障害に関する理解を深めるための啓発活動を継続的に行い、障害者支援体制の構築、連携協力体制を築く。

 

3.国際的多様性に関するガイドライン

名古屋大学は、構成員の多様性が研究や教育にとって高い価値を持つことを認め、多様な国籍や文化的背景、言語、宗教などを有する者を積極的に受け入れている。こうした多様な構成員がそれぞれ、本学の教育や研究のあらゆる場において等しく参加できる環境を整備しなければならない。教育や研究あるいは就業活動において多様性を推進することは、活気ある豊かな社会の実現に向けた大学人の責務でもある。

 

名古屋大学は、以下の施策の推進を通じ、文化的多様性に適した環境を作るため、一層努力する。

(ア) 名古屋大学における構成員の文化的多様性の実態を把握し、それに添った方針を策定する。

(イ) 全構成員が文化的多様性の利点や影響、また個々人が包摂する多様性について学び合えるよう、様々な機会を創出し提供する。

(ウ) 国籍や文化的背景、宗教上等のマイノリティーに配慮した環境を整備し、相談・支援体制を整備する。

 

4.LGBT等に関するガイドライン

名古屋大学は、多様な構成員から成っているが、差別は様々な形で現れる。その中には、従来見過ごされてきたが、差別の解消や特別な配慮が必要となる問題も生じてきている。LGBT等(Lesbian・Gay・Bisexual・Transgender 及び他のセクシュアイティを含む)もそうした問題である。名古屋大学は、こうした新たな問題も積極的に受け止め、対応していく。

 

名古屋大学において、LGBT等の性的個性についても尊重され、構成員の能力が存分に発揮できる教育・研究・就業環境の整備に取り組まなければならない。

 

名古屋大学は、以下の施策の推進を通じ、性的個性が尊重され、誰もが能力を十分に発揮できる環境づくりに、一層努力する。

(ア) 学生の授業、学生生活、就職活動、留学等のすべてのステージにおいて、差別的な施策を解消する措置を講じる。

(イ) 教職員の人事制度や福利厚生においても、差別的な施策を解消する措置を講じる。  

(ウ) LGBTについて、理解を深めるための啓発活動を積極的に行なっていく。

(エ) 以上の施策に関する相談窓口を設置する。

 

「LGBTガイドライン」の詳細は、下記のアドレスにてご覧いただけます。