2026年4月

4月5日

今日は日曜日ですが、入学式です。名古屋大学のルールは、入学式は曜日によらず4月5日、卒業式は平日であれば3月25日、この日が休日であれば、25日の次の直近の平日です。ただ卒業式、遅くなりすぎると東京などに就職する卒業生が出席できなくなるので、休日の場合に25日より前にできないか考えています。

天気は前日の土曜日は、雨風が強く、かなりの荒天だったのですが、幸い今日は回復して、少し汗ばむぐらいの春の日になりました。

 

★DSC_8916.JPG

今年の入学式ですが、学部2176名、大学院2357名を対象に行いました。豊田講堂の収容人数から学部2回、大学院1回の合計3回に分けての開催です。大学院が1回で済む理由は、出席率が低い、特に名古屋大学の学部を卒業して大学院に入学してくる学生の多くは、わざわざ出席しないからです。

今回も例年通り、1回目が教育学部、情報学部、工学部、農学部、2回目が全13研究科、3回目が文学部、法学部、経済学部、理学部、医学部で行いました。今回から新たな試みとして、応援団の演舞を学部の式の終了後に行いました。新入生に先輩からエールを送ることと、名古屋大学応援団を知ってもらうという目的があります。式の前には名古屋大学混成合唱団からの歓迎の歌、式の開始時に名古屋大学交響楽団によるニュルンベルクのマイスタージンガー前奏曲はいつもの通りです。

式では、3回ともまず私からの式辞があり、その後壇上列席者の紹介、入学生総代からの宣誓の言葉、そして来賓からの祝辞になります。今回の来賓ですが、ノーベル化学賞受賞者の野依良治特別教授にお願いすることができました。また全学同窓会長の柴田昌治NGK株式会社特別顧問にも来賓としてお言葉をいただきました。

私からは、例年通り、チャレンジをしてもらいたい、失敗をして欲しい、ということを中心に話しました。ただ、AI時代ですので、AIにできないこととして、人間らしく生き、チャレンジをし、失敗をし、そこから学ぶこと、ということを新たに付け加えました。

 

★DSC_8964.JPG

野依先生は、何より難しい時代を切り開いていくのは、若い人だという新入生への期待を述べられていたのが印象的でした。また私と同様、AIについては非常に気にされているようで、AIに取って代わられる可能性の高い形式知ではなく、属人的な個性のある暗黙知の重要性を訴えられていました。柴田同窓会長は、国際的な視野を持つことの重要さを話されていました。

今回、一番驚かされたのが、大学院の総代が名大担当の中日新聞の記者だったことです。彼は中日新聞に入社後、メディア関係の勉強をしたい、ということで社会人として情報学研究科の大学院に入学、この春に修士号をとって、博士後期課程に進学し、総代に選ばれたとのことでした。普段からよく話している人が総代として現れたのは本当にびっくりです。

 

20260405_111714_adjust.JPG

学部の式のあとは、経済学部のキタンホールへ行き、そこに集まっている保護者の方々に名古屋大学の説明、留学の勧め、そして寄付のお願いなどをしてきました。行ったり来たり、総長は本当に入学式、休む暇がありません。

さて、新入生の皆さん、入学本当におめでとうございます。充実した大学生活を送ってください。学部生の4年間、修士学生の2年間、そして博士学生の3年間、いずれもあっという間の期間です。是非、いろいろなチャレンジをしてくれれば嬉しいです。これからの皆さんの大学生活、応援しています!

 

 

4月3日

本日は、豊田講堂シンポジオン会議室にて新任教員研修がありました。

例年のことなのですが、まず東海国立大学機構として両大学をネットで繋いで、松尾機構長からの挨拶と寺崎機構長補佐からアカデミック・セントラル(教育プラットフォーム)の説明があり、その後、各々の大学に分かれての研修になります。

今回はシンポジオンを満杯にする人数が集まり、私は名古屋大学のトップバッターとして、本学の歴史、研究、教育、産学連携、国際連携、ダイバーシティなどについて30分ほどお話をしました。話のあとは質問がいくつもあり、新任教員の皆さんの熱量の高さが伺われました。これからの本学での活躍、大いに期待しています!

 

4月1日

夕方からは、在日フランス大使館大使公邸に行き、CNRS(フランス国立科学研究センター)というフランスの基礎研究機関との調印に臨みました。

CNRSは1万人以上の研究者を擁し、世界各国の研究機関に派遣しています。日本は、CNRSとの国際共同研究施設が最も多く設置されている国の一つであり、多くの(CNRS)研究者が活動しています。

このたびCNRSと名古屋大学は、糖鎖研究に関する国際共同ラボラトリーを新たに設立します。

新たに設立される国際研究ラボの名前は、International Research Laboratory(IRL)、GlycoMIRAIになります。IRLがCNRSの仕組みで国外に作られる研究ラボで、今回の糖鎖が国内15番目になります。

CNRSからは、マクロン大統領の来日に合わせて来日された、CNRSのトップであるアントワーヌ・プティさん、国際部部長のアラン・メルメさん、さらに、東京の北東アジア事務所所長のブルノ・ル・ピウフルさんらが調印式に参加くださいました。

調印式ですが、東海機構の糖鎖研究チーム側からは糖鎖生命コア研究所(iGCORE)の統括所長の門松健治さん、名大の所長でありGlycoMIRAI副所長の佐藤ちひろさん、岐阜大の所長の安藤弘宗さん、さらにGlycoMIRAI所長のヤン・ゲラルデルさんが参加しました。

調印式は本当に短く、一言ずつ挨拶をしてサインをし、写真を撮って終わり。そのあとは大使館主催のレセプションに参加してきました。調印式のすぐ隣、入り口を入ってすぐのホールで行われたレセプションでは、CNRSのアラン・メルメさんとヨーロッパの研究開発支援枠組み、ホライズン・ヨーロッパについて話を聞けたのはよかったです。日本が国としてついに参加することになったので、ぜひ、本学としてもヨーロッパの研究者と組んでいくつかプロジェクトが採択されることを望んでいます。

ちなみにレセプションですが、フランスらしいのか、小さくておしゃれな円形の料理が次々と運ばれ、それをつまむスタイルでした。途中からどんどんと人が増えていって、立錐の余地がなくなりそうなところでおいとまして、名古屋まで帰ってきました。

 

画像①.jpg

 

 

share :
大学概要一覧に戻る