入学案内

大学院基本方針

教育発達科学研究科における,教育課程の編成・実施方針(カリキュラムポリシー)

 

教育発達科学研究科は,「教育科学及び心理発達科学における研究を意欲的に推進し,社会に寄与し得る『知力と専門性』,豊かな『創造性』,実践の場への『応用力』を身に付けた人を育てる」ことを大学院教育の基本方針としています。

教育発達科学研究科では,全学共通の教育目的と学位に照らして設定した『高度の知力と専門性』,『豊かな創造性』,『実践の場への応用力』を教育目標におき,次の方針にそって教育課程を編成し,教育発達科学の特長に基づく教育実践と研究指導を適切に行います。

 

教育科学専攻の教育プログラム

教育科学における『高度の知力と専門性』,『豊かな創造性』,『実践の場への応用力』の養成を教育目標として教育課程を編成し,多様な教育活動を実践します。

学校内外の教育の社会的・国家組織的な機能と構造を,個人の生涯にわたる教育権保証の視点から解明する「生涯発達教育講座」と,学校の参与観察やフィールドワークによる質的研究や授業分析等にもとづいて教育課程の構造を究明する「学校情報環境学講座」および,教育の文化的基盤,現代の人間形成,教育と社会変動を探求する「相関教育科学講座」の3つの講座により教育科学に関する,包括的かつ体系的な教育課程を編成します。

 

(博士課程・前期課程)

教育目標を達成するために,各講座における多様な専門領域(全17領域)の講義と演習に加え,博士課程前期1年目の必修科目として,研究方法の基礎理論とその応用・実践を学ぶ「教育方法基礎論I〜II」を提供しているのが教育科学専攻の特徴です。2年目には「研究方法特論I〜II」として,指導教員が各専門領域の方法論を個別指導する形態で引き継いでいます。

研究方法の基礎を学びつつ段階的に専門性を高めていくことで,『高度の知力と専門性』を育成します。『豊かな創造性』は,そうした基礎を踏まえて自己の研究の問いの答えを導く最適な調査方法を工夫することで発揮され,実際に調査を行って社会的な文脈の中に自己の研究を位置づけることで『実践の場への応用力』の育成を図ります。

 

(博士課程・後期課程)

各専門領域の最新の研究成果に触れられる演習が提供される一方,学会誌投稿と博士論文完成に向けた指導教員による個人指導を並行して行います。

研究能力を持つ実践家養成を目指した高度専門職業人コースにおいても,「研究調査指導I〜III」が必修科目になっており,後期課程にあたる教育マネジメントコースでは「リサーチスキル」,「インターンシップ」,「教育マネジメント研究特論I〜III」が必修科目に位置づけられて,研究方法の基礎と個々の学生の研究テーマへの応用・実践が段階的かつ体系的に学べるプログラムにします。

 

心理発達科学専攻の教育プログラム

心理発達科学における『高度の知力と専門性』,『豊かな創造性』,『実践の場への応用力』の養成を教育目標として教育課程を編成し,さまざまな教育活動を実践します。

人間の学習や問題解決,情意的プロセス,対人関係等のテーマについて,主に客観的方法によって得られるデータに基づき,人間の心理の一般的・普遍的法則を明らかにする領域である心理社会行動科学講座と,人間の誕生から老人に至るまでの生涯発達を,家族・学校・地域社会・職場といった生活空間の広がりから解明し,発達の臨床的援助の在り方について研究する領域である精神発達臨床科学講座の2つの講座から,心理発達科学の総合的・包括的な教育課程を編成します。

 

(1) 教育目標『高度の知力と専門性』の養成のために,両講座では専門の基礎から最先端に触れるさまざまな演習や授業を開講します。

(2) 教育目標『豊かな創造性』の養成のために,「心理発達科学研究Ⅰ~Ⅳ」,「心理発達科学課題研究Ⅰ~Ⅷ」において,院生各自の研究テーマについて学識を深めるとともに,学術誌投稿に向けた具体的な指導を行います。

(3) 教育目標『実践の場への応用力』の養成のために,フィールドにおける実践力や実践の学術的理解のためのカリキュラムを体系的に編成します。

 

なお,「心理臨床研究実習Ⅰ~Ⅵ」では,基礎から実践までの計21の授業からなる包括的な臨床実習を開講し,そのフィールドは病院,学校,企業,福祉施設等,多彩です。

また「研究指導法演習」では,将来高等教育機関で学生の教育・指導を行うことを想定し,学部生の研究指導に関わり,教員からのスーパーバイズを受ける機会をもつことも特徴です。