NEDO「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」に本学の提案3件が採択されました

公開日:2025年06月11日
採択情報

名古屋大学は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が実施する「水素利用拡大に向けた共通基盤強化のための研究開発事業」(研究開発期間:最長2030年3月まで、2025年度予算:72億円)における研究開発項目Ⅱ「次世代燃料電池・水電解の要素技術開発」において、名古屋大学が主たる提案者となる研究開発提案が3件採択されましたので、お知らせいたします。

 

[1]

<研究開発テーマ> フラーレン誘導体ラジカルクエンチャーのメカニズム解明と炭化水素系膜への適用

<研究開発統括責任者> 松尾 豊

 (名古屋大学 大学院工学研究科 化学システム工学専攻(未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所 兼務)・教授/所長)

<研究開発体制> 国立大学法人東海国立大学機構

 

[2]

<研究開発テーマ> 新規炭化水素系酸性ポリマーをベースとした高温・低湿度環境適合次世代電解質材料の開発

<研究開発統括責任者> 野呂 篤史

(名古屋大学 大学院工学研究科 有機・高分子化学専攻(未来社会創造機構 マテリアルイノベーション研究所・脱炭素社会創造センター 兼務)・講師)

<研究開発体制> 国立大学法人東海国立大学機構

 

[3]

<研究開発テーマ> 連装マルチロードパス・コンフォマーブル形式高圧水素貯蔵タンクの研究開発

<研究開発統括責任者> 吉村 彰記

 (名古屋大学 ナショナルコンポジットセンター(大学院工学研究科 航空宇宙工学専攻 兼務)・教授/センター長)

<研究開発体制> 国立大学法人東海国立大学機構 名古屋大学、国立大学法人東京大学、国立大学法人東京農工大学、学校法人日本大学

 

なお、本学の提案はいずれも、トラックや重機などの大型・商用モビリティ(heavy duty vehicle、HDV)における燃料電池のさらなる活用拡大を見据えて実施する研究開発です(図1)。また、本学は自動車関連産業の集積地に立地している強みも生かし、企業との連携も適宜図りながら、技術の社会実装を通じて、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

figure_truck_hydrogen_r.jpg

図1.燃料電池トラック(FCトラック)の構成

(赤色で示した部材が、本学の提案に関連する部分)

 

事業内容の詳細は、NEDOから発表されたプレスリリース及び事業概要ページをご参照ください。

https://www.nedo.go.jp/koubo/SE3_100001_00107.html 

https://www.nedo.go.jp/activities/ZZJP_100336.html

 

プレスリリースに関してはこちら

https://www.nagoya-u.ac.jp/info/upload_images/20250611_engg.pdf

 

 

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