【ポイント】
・2024年度稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローに選定されました。
・染色体外DNAなどのがんの進化の仕組みに注目し、「あきらめないがん治療」に資する研究を展開します。
名古屋大学大学院医学系研究科の 鈴木 洋 教授が、2024年度稲盛科学研究機構(InaRIS)フェローに選定されました。
高齢化に伴い、現代の日本では、2人に1人が生涯でがんを発症します。がんの治療は、がんゲノム解析・分子標的治療・がん免疫療法によって大きく進化しましたが、がんの再発・治療抵抗性の獲得、すなわち、がんと治療のいたちごっこはがん医療の永遠の課題です。本研究では、染色体外環状DNA(eccDNA)などのがん細胞の遺伝子制御情報の時空間進化のメカニズムに注目し、AIや情報科学を駆使した新たながん研究の方法論と新たな遺伝子制御の分子ツールの開発を推進することにより、「あきらめないがん治療」に資する研究を展開します。
参考:稲盛財団ホームページより
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