この度、本学の卒業生で実業家でもある柴原慶一氏から多額の寄附をいただき、新たに「柴原慶一基金」を創設し、主に医学部の学生を対象とした短期海外留学を支援する4つのプログラムを立ち上げました。
本学は、2006年に人材育成などへの資金活用を目的とした「名古屋大学基金」を創設し、様々な奨学支援事業、国際交流事業、若手研究助成事業などを行っています。
名古屋大学基金の一つとして創設する「柴原慶一基金」では、医学部に所属する若い学生の短期留学（1年以内）を促し、平等に海外で学ぶ機会と環境を提供することで、学生の人生観や展望、キャリア形成の可能性を大きく広げ、世界で活躍する国際人材の育成、医学と医療の課題に貢献できる将来の医師や医学研究者、あるいは起業家になってほしいという願いを込めて、留学に必要となる経費の支援を行います。
４月９日には、柴原慶一氏から目録の授与、本学総長から感謝状の贈呈を行う式典を開催しました。式典では、柴原慶一氏の寄附に対する強い思いと短期海外留学支援プログラムについて説明するとともに、式典後には、柴原慶一氏と本プログラムにおいて留学を予定している学生との対談も行いました。
左から木村医学系研究科長、杉山総長、柴原氏、松尾機構長、木村副総長
留学を予定している学生