名大クラウドファンディング「元OD患者の名大生の挑戦!起立性調節障害の症状の測定装置の開発!」を立ち上げました!

公開日:2024年10月17日
お知らせ

私たち「ぽじしょん」は、起立性調節障害(Orthostatic Dysregulation, OD)患者の生活環境の改善に向けて活動を行っております。ODとは思春期に好発する自律神経失調症の一つです。OD患者は様々な症状(朝起きられない、めまい、頭痛、腹痛等)を抱え、午前中に体調が悪いことが多いです。現状では、根本的な治療方法がなく、重症の場合では症状が回復するまで数年以上必要な場合もあります。また、中学生の約10%、不登校学生の約30~40%がODの症状を有するという報告もあります[1]。

 

本チームの代表の角田は元OD患者です。ODに苦しんだ経験を活かして、OD患者の生活環境を少しでも良くしたいと考えています。そこで本活動では、工学、情報学、医学の知見を活かして、起立性調節障害の症状測定装置”ODチェッカー”の開発・販売を目指しています。

 

ODの症状を推定する方法として、起立試験があります。しかし、起立試験は一部の病院でしか行われていません。そこで、私たちの独自の技術(特許出願済み)を用いて、起立試験を簡易的に自宅でもできるようにする”ODチェッカー”を発明しました。

 

本活動は、角田健輔(名大工学研究科、博士後期課程)、小室虎祐(名大工学研究科、博士後期課程)、田中大喜(名大情報学部、学部生)、古川佐和子(医学系研究科、博士課程)で取り組んでいます。DIIおよびCIBoG卓越大学院プログラムの学生が協力し、分野の枠組みを超えて活動しています。また、名大医学部の黒田啓介先生、学術研究・産学官連携推進本部の浜口知成先生にもご協力いただいております。

 

本年度は東海5大学スタートアップ準備資金(https://www.dii.engg.nagoya-u.ac.jp/blog/news/entry-746.html、2024年度採択)を用いて開発を行ってきましたが、研究開発を更に発展させるべく、クラウドファンディングを始めることにしました。皆様からのご支援の程、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

詳細につきましては、下記のクラウドファンディングの特設サイトからご確認ください。また、本活動への参加に興味がある方はご連絡ください。よろしくお願いいたします。

 

リンク先

https://readyfor.jp/projects/od-checker

 

連絡先:pojishon632@gmail.com

[1] 一般社団法人小児心身医学会 https://www.jisinsin.jp/detail/detail_01/

 

 

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