この度名古屋大学は、株式会社富士インダストリーズからドイツCevotec社製のFiber Patch Placement System Cevotec SAMBA PVをご寄贈いただきました。同装置はパッチ状の炭素繊維複合材料のテープを最適な方向へ積層していくことにより、軽量な構造を実現するもので、本学ナショナルコンポジットセンターに設置されました。日本国内での設置は、本学が初となります。
3月17日には、感謝状贈呈式と共同記者会見を行い、共同記者会見では、ご寄贈いただいた装置の説明と装置を用いた今後の研究の展望について発表いたしました。また、式典後は、装置の見学会を開催し、炭素繊維複合材料のテープの貼り付けを実際に見学いただきました。
今後は、富士インダストリーズからご支援いただいた装置を活用し、水素タンクの軽量化研究を推進し、持続可能なエネルギー社会の実現に寄与して参ります。