2025年2月18日、本学は、アメリカ・ノースカロライナ州立大学(NC State)の学長一行を迎え、両大学の交流40周年記念式典を野依記念学術交流館で開催しました。
この式典は、本学の文部科学省「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」採択をうけ、キックオフイベントと題し開催されたもので、両大学の教職員及び学生総勢100名以上が参加しました。
式典の第一部では、NC StateのRANDY WOODSON学長が基調講演を行い、本学の杉山総長が歓迎の挨拶を述べました。続いて、水谷副総長とNC StateのAMY CONGERグローバル・エンゲージメント担当副学長は、両大学の40年間の交流について講演を行いました。
第二部では、両大学の留学プログラムに参加経験のある在学生・卒業生から、留学による経験や学びをご紹介いただきました。卒業生からは、福岡大学講師のBRIAN JOSEPH WATERSさん、野村證券データサイエンス&テクノロジーイノベーション部門のSCOTT PATRTICK LUPTONさん、国際協力機構(JICA)の佐藤祥平さんが登壇しました。本学の学生である一柳典伽さんと中島啓太さんは、留学によりその後の学生生活で視野が広がったとそれぞれの留学経験を発表しました。第二部の終盤には、学生交流協定更新の署名式が行われ、今後の学生交流をより発展させることに両大学で合意いたしました。
続いて、第三部として、WOODSON 学長、杉山総長及び松尾東海国立大学機構長によるFireside Chat 形式の座談会が開催されました。
午後からは本学の国際棟前で植樹式が行われ、杉山総長とWOODSON 学長がハナミズキの木を植樹しました。ハナミズキは、ノースカロライナ州の州花であり、両大学の今後の継続的な交流発展を願う象徴を表しています。
今回のイベントを通じ、本学とNC State の連携はさらに強固なものとなり、今後の留学プログラムの強化などを通じ、学生の人材育成を相互に取り組むことで国際的に活躍できる人材の輩出に寄与することを両大学で約束しました。
NC State は、ノースカロライナ州にある17州立大学のうちの一つであり、工学、農学のレベルは国際的にも非常に高く、州内の工学・農学のフラッグシップ大学です。また、本学の国際戦略に基づき、2023年にはNC State内に本学のグローバルキャンパスが設置されています。NC Stateは本学の「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」では海外連携大学の一つとなっており、本学は今後もこのグローバルキャンパスを活用しながら学生の多文化共修を実践していきます。