国際シンポジウムGlyco-core Symposium 2024を開催しました

公開日:2024年07月26日
お知らせ

本学糖鎖生命コア研究所は岐阜大学糖鎖生命コア研究所と、7月16日(火)名古屋大学豊田講堂で、J-GlycoNet(共同利用・共同研究拠点糖鎖生命科学連携ネットワーク型拠点)、HGA(ヒューマングライコームプロジェクト)、UGLIP(Core-to-Core Program)及びCIBoG(名古屋大学卓越大学院プログラム)の共催による国際シンポジウムGlyco-core Symposium 2024を開催しました。

今回のシンポジウムは、大規模学術フロンティア促進事業としてヒューマングライコームプロジェクトが本格始動してから初めて開催する国際シンポジウムで、本研究所の取り組みを国内外に発信するとともに、糖鎖と様々な分野の融合研究を促進することを目的として開催し、国内外から411名の来場がありました。

開催にあたり、松尾東海国立大学機構長、杉山名古屋大学総長及び吉田岐阜大学長の挨拶の後、文部科学省から柳澤好治大学研究基盤整備課長、釜井宏行ライフサイエンス課長にご挨拶いただき、続いて門松糖鎖生命コア研究所長から、挨拶と糖鎖研究の現状について講演がありました。

引き続き、基調講演及び招待講演から構成される4つのセッションでは、医療ビッグデータ研究について、東北大学の山本雅之 東北メディカル・メガバンク機構長及び大阪大学の井ノ口仁一 特任教授から、分子イメージングについて、マックス・プランク研究所のKelvin Anggara Senior Scientist及び名古屋大学のJennifer Kohler 特任教授(テキサス大学教授)から、ケミカルバイオロジーについて、アルバータ大学のMatthew Macauley 准教授及び理化学研究所環境資源科学研究センターの吉田稔 グループディレクターから、病気と治療について、ポルト大学のSalome Pinho Institute for Research and Innovation in Healthグループリーダー、東京大学の岩坪威 教授及び福島県立医科大学の北爪しのぶ 教授からご講演いただき、活発な意見交換が展開されました。

昼時のフラッシュトークを含むランチョンポスターセッションでは、131件のポスター展示があり、和やかな雰囲気の中、発表と議論が行われました。

セッション終了後には、特別講演としてHarvard Medical SchoolのRichard Cummings教授から”Connecting Genetics, Glycomics and Biological Functions of Glycans”と題し、糖鎖アレイや抗糖鎖抗体を基盤ツールにした新たな糖鎖機能解析に向けた道筋をご紹介いただき、盛況のうちに閉会しました。

 

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ポスターセッション

 

 

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