小池和男先生のご逝去の報に接し、心から哀悼の意を表します。小池先生は、1970年4月~1977年12月まで本学経済学部の助教授、1978年1月~1981年9月まで本学経済学部の教授をつとめられ、その間、労働経済学分野において、実地調査と統計資料に基づく透徹した実証研究により、我が国の製造業に成功をもたらした高品質が生産現場における「知的熟練」と「長期の競争」から生み出されていることを明らかにするなど、卓抜した業績を挙げられ、斯学の発展と学術振興に多大なる貢献をされました。
現在、本学でも多くの学生、研究者が小池先生の研究に対する真摯な姿勢を脈々と受け継いでおります。
小池先生のこれまでのご功績と本学へのご貢献に対し、心より感謝を申し上げますとともに、ご冥福をお祈りいたします。
総長 松尾 清一
小池 和男 特別教授の業績について