12月18日(水)、シャフカット・ミルジヨーエフ ウズベキスタン共和国大統領が本学を訪問されました。100名を超える教職員や学生による大歓迎を受けてキャンパスに到着された大統領は、総長、野依良治特別教授(2001年ノーベル化学賞受賞)、天野 浩未来材料・システム研究所教授(2014年ノーベル物理学賞受賞)らと懇談し、その後、坂田・平田ホールで挙行された名誉博士称号授与式に臨まれました。松尾総長は、大統領の大学人としての経歴や国家の最高指導者としての功績等を紹介した上で、諸外国との学術交流を積極的に進め、本学との学術展開にも尽力いただいたと授与理由を説明し、会場からの祝福の拍手の中、大統領に学位記を授与しました。
授与式後の記念講演で、大統領は、「ノーベル賞受賞者ら数多くの優秀な科学者を輩出した名古屋大学から名誉博士号をいただき光栄である」と謝意を述べられました。また、国家の発展の鍵は教育と学術であると強調し、2010年に設立された本学ウズベキスタン事務所の活動にも触れ、今後、日本との学術交流のための基金を設ける計画についても語り、今回の訪問により、両国の高等教育機関のさらなる交流の拡大につながることを願っているとの言葉で締めくくられました。