岡崎 恒子先生のご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。
岡崎先生は、本学理学部・大学院理学研究科の教授を務められ、多数の学生を指導し、研究者の育成に尽力されました。
岡崎先生は、夫であり共同研究者でもあった故 岡崎 令治 先生とともに、DNA複製研究に挑まれ、のちに「岡崎フラグメント」と呼ばれる短いDNA鎖が連結することで、二重らせんDNAの複製が可能になることを見出されました。令治先生が亡くなられてからは、自ら研究チームを率いて不連続複製機構の全素過程を解明され、女性科学者の第一人者としても広く世に知られました。また、2000年に紫綬褒章、2008年に瑞宝中綬章、2021年に文化勲章を受章されるなど、数々の栄誉に輝かれました。
岡崎先生の長年にわたるご功績と本学へのご貢献に対し、心から感謝を申し上げるとともに、謹んでご冥福をお祈りいたします。
総長 杉山 直