2024年4月8日、名古屋大学未来社会創造機構は、長野県北安曇郡白馬村と、「セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点にかかる連携・協力に関する協定」を締結しました。
本協定は、未来社会創造機構と白馬村が相互連携のもとで、未来社会創造機構が、国立研究開発法人科学技術振興機構から受託する研究成果展開事業「共創の場形成支援プログラム」において取り組む「セキュアでユビキタスな資源・エネルギー共創拠点」(以下「本共創拠点」という)において、各々が有する資源を有効活用し、資源・エネルギー問題の解決に向けた施策を展開することで、世界的な社会課題解決に資することを目的として締結するものです。
今後は、本協定に基づき、
⑴ 未利用資源・エネルギーの把握・価値化・可視化及び利活用の研究実証に関する取組
⑵ 住民自らの手による“変環”ライフスタイルの創造と実践に関する取組
について、白馬村のゼロ・カーボンビジョンに代表される環境・気候変動に関する先進的な取組に本共創拠点の資源・エネルギーに関する研究成果を適用することで、拠点ビジョンである『消費から“変環”へ』の実現を目指します。
具体的な取組として、白馬村に回収したCO2を活用して、エネルギー源となるメタンガスを生成するシステムを設置するなど社会実装の拠点整備を進めます。
本取組の成功を好事例として、そのノウハウをグローバル観光都市である白馬村より全世界に発信し、地球規模の社会課題解決に貢献していきます。
実証に関わる松田亮太郎教授/拠点長(左)と白馬村・丸山俊郎村長(右)