本学は、今後の世界展開をさらに充実させるため、2025 年 4 月 1 日付で、国際戦略、国際広報、学生の派遣・受入等を担っている「国際本部」を「グローバル・マルチキャンパス推進機構(GMC推進機構)」に統合し、国際関係組織を一元化しました。
国際関係組織を一元化して、その機能を効果的・効率的に活用し、国際戦略をより強力に進めるとともに、GMC推進機構内に「アジア共発展部門」を新設し、これまで実施してきたアジア展開を更に強化し、アジアの現地拠点を活用した高度人材育成プログラムの充実や、蓄積したネットワークを活かし、相手国関係機関・大学とのパートナーシップを強化します。
本学では、2022年度からアジア大洋州・北米・ヨーロッパの三極を中心とした国際戦略「グローバル・マルチキャンパス構想」(GMC構想)を展開しています。本構想では、組織的・互恵的に双方向の多様な連携活動を推進する海外の有力大学を戦略的パートナー大学(SPU)と定め、現地に本学のグローバル・キャンパスを設置して国際共修・国際共同研究・国際産学官民連携を進めます。これまでに、ノースカロライナ州立大学(米国)、シンガポール国立大学(シンガポール)、フライブルク大学(ドイツ)、エディンバラ大学(英国)をSPUと位置づけ、米国、シンガポールには既に現地に本学教職員が常駐する拠点を設置し、相互の緊密な関係の元に活動しています。
また、2024年に文部科学省「大学の国際化によるソーシャルインパクト創出支援事業」タイプ2(海外展開型)の採択を受け、SPUにおける現地キャンパスを核とした多文化共修プログラムを推進するため、2029年度までの事業期間に多様な学生派遣プログラムを提供していくことにしています。