山本 尚 名誉教授が、米国化学会の「ロジャー・アダムス賞」の受賞者に選ばれました。
ロジャー・アダムス賞は、米国化学会が設立した有機化学分野で最も権威のある賞で、2年に1度選ばれます。また、これまでの受賞者29名のうち、ノーベル賞受賞者は11名、日本人の受賞は、野依良治特別教授に続き2人目となります。
山本名誉教授は物質同士の反応を活性化する触媒の研究に取り組み、「キラル・ルイス酸触媒」の研究を世界に先駆けて提案。その有用性を実証し、有機合成化学における「分子性酸触媒」という新分野を築きました。
授賞式は来年4月4日にサンフランシスコで行われます。