こんにちは!経済学部2年の福井です。今回は、私が昨年度と今年度の2年間でどんなことを学んだのかについてお話していこうと思います。経済学部に入りたいと思っている受験生や、進路の候補に入れている高校1、2年生のみなさんにはぜひ読んでもらいたいです。
◯経済学部のカリキュラムについて
まず、ざっくりと経済学部のカリキュラムについて紹介します。経済学部では、入学時に学科などは決まっていません。2年生の春学期までは、みんなほとんど同じ授業を受けます。そのため、1年生は約200人の学部全体で、キタンホールという経済学部棟の大きな講義室での授業が多いです。内容的には、経済学・経営学に必要な基本的な分野が多いです。
2年生の秋学期に経済学科・経営学科に分かれ、少しずつ専門的な内容に入っていきます。3年生からは8〜10人で構成されるゼミナールに所属し、ゼミの先生に指導してもらいながら、自分の興味のある分野について学習を進めていきます。ゼミでは普段の授業とは異なり、討論やプレゼンなどアウトプットの機会が多いです。4年生では今までの集大成として、卒論を書いていきます。先生に指導してもらいながら、一人一人テーマを決めて卒論を完成させます。
◯1年生の春学期
入学してすぐ学ぶことは、経済学・経営学で使う基礎的な内容が多いです。経済学では、微分・積分や大学数学で初めて習う線形代数などを使うため、それらを中心に学んだり、統計学の基礎について勉強したりします。また、1年生の春学期から秋学期にわたって会計学の基礎として、簿記3級、2級を学びます。ちなみに1年生の春学期は意外と学部以外の授業も多いです。英語や一般教養、健康スポーツ実習(体育のようなもの)などの授業の方が、学部の授業より多いです。
◯1年生の秋学期・2年生の春学期
秋学期では、少し専門的な内容に入っていきます。例えば、モデルを使って現象を説明するミクロ経済学やマクロ経済学、経済史について学ぶ一般経済史や政治経済学などがあります。これらの科目は、〇〇学Ⅰと〇〇学Ⅱのように分かれていますが、Ⅰを1年の秋学期に、Ⅱを2年の春学期に学ぶことが多いです。また、経済学部の授業では、企業の方が来てお話をしてくれる授業も多く、いろんな方のお話を聞けるのでとてもためになります。
◯2年の秋学期
経済学科・経営学科に分かれ、より専門的な内容に入っていきます。学科に分かれると言っても、この時点では受ける授業はあまり変わりません。経済学の分野では金融や財政、国際経済などを学び、経営学の分野では財務会計や管理会計、マーケティングなどを学びます。今まで学んできたことの発展なので、難しいですが身近にあるものなので理解できると面白いです。学科が違うからといって受けられない授業はないので安心してください。ただし、学科が異なると卒業単位に入らない授業があったり、専門科目か関連専門科目かが変わってきたりすることがあります。
◯ほとんどがテスト一発勝負?!
高校では、中間テスト・期末テストで習得度が測られると思います。大学でも、レポートやテストがありますが、経済学部は期末テストのみで評価される授業がけっこう多いです。1年生のときは特に、中間テストやレポートによって評価される授業もありましたが、期末テスト100%や小テストなどの平常点30%と期末テスト70%などが多く驚きました。授業にきちんと出席して、過去問や授業資料を使ってしっかり勉強すれば単位が取れる授業がほとんどなので、万全の準備をしてテストを受けることが大切です。
今回は、経済学部の2年生までで学んでいる内容をざっくりと紹介しましたが、いかがでしたか?カリキュラムについてもっと具体的に知りたい方は、経済学部のパンフレットや授業内容について詳しく書かれたシラバスをご覧ください。読んでくださってありがとうございました!
Profile
所属:経済学部2年生
出身地:愛知県
出身校:愛知県立豊橋東高等学校