名大生ボイス

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大学生活全般

2024.06.04

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おもしろかった授業紹介~1年生編~

はじめに

こんにちは。文学部社会学専攻2年の平松です。
先日とあるライブサーキットに参加しました。栄を中心とした各地のライブハウスで、いろいろなアーティストのライブを自由に観て回ることのできるイベントで、たくさんの音楽に触れることができました。名大生になって、名古屋の繁華街に出ることが容易になり、楽しいことが大幅に増えました!
近況報告が長くなってしまいましたが、今回は、今まで受講してきた中でおもしろかったり特徴的だったりした授業を紹介します!みなさんが受講するときは内容が異なる可能性がありますが、こんな授業もあるんだ、という参考にしていただけると幸いです。まずは1年生のときの授業を紹介し、次回は、現在受講している2年生春学期の授業をご紹介します!

 

ドイツ語 [全学教育科目]

これは「第二外国語」の授業です。名古屋大学では、ドイツ語、中国語、フランス語、スペイン語、ロシア語、朝鮮韓国語から選択することができます。私がドイツ語を選択した理由は、社会学専攻を希望する場合はドイツ語かフランス語を受講することが望ましいと言われていたからです。ただ、必ずそれに従わなければいけないわけではないですし、文学部以外は特に指定もないと思うので、興味のある言語を選べば大丈夫です!韓国アイドルが好きで韓国語を選ぶ人もいるし、漢字を使っていて読みやすそうだから中国語にする人もいます。
本題のドイツ語の授業についてですが、教科書に沿って文法を学んだり、ペアで簡単な会話をしてみたり、TA(Teaching Assistant)さんの出すクイズに答えたり、楽しく勉強できました。また、先生がドイツに行っていたときの話も聞くことができ、ドイツの文化も学ぶことができました。ドイツ語は、名詞に「性」があったり、格変化が複雑だったりして難しいですが、文法に沿ってドイツ語訳ができたときは嬉しいです。SNSでドイツ語のコメントを見かけたとき、少しだけ内容がわかったのも嬉しかったです。

 

基礎セミナー [全学教育科目]

基礎セミナー(通称:基セミ)は、全学部の1年生が春学期に受講するものです。多様なテーマが用意されていて、興味のあるものを選びます。1クラスの受講生は15人程度と少人数での授業です。私は「社会を読み解く技法」というテーマを選び、モデルを用いた社会学の技法を学びました。基礎セミナーの特徴は、レジュメを作ったり、パワーポイントを使って発表したり、議論をしたりといった主体的な学習ができることです。私が受講したときは、2人1組でレジュメを作って発表し、それに対してみんなで議論したり、自分でテーマを選んで発展させた考えを発表したりしました。1年生のうちは大人数で受ける講義ばかりなので、基礎セミナーでは発表したり議論したりできてとても成長できました。文理関係なくいろいろな学部の人と関われるのも基礎セミナーのよいところです。私は社会学分野を選びましたが、学部の分野とは全く関係ないようなテーマを選ぶのもおもしろいと思います。2024年度の基礎セミナーのテーマは、以下のリンクから閲覧できます。
2024年度基礎セミナー テーマ一覧

 

健康スポーツ科学実習B(太極拳) [全学教育科目]

20240604h3.png健康スポーツ科学実習は、高校までの体育のようなもので、いくつかの種目から選択できます。私は、春学期はバドミントンを選びましたが、秋学期は太極拳にしてみました。正直、最初の授業のときまで太極拳がどんなものか知りませんでしたが、やってみるととてもおもしろかったです。太極拳は中国武術における拳法の一つだそうで、ゆっくり動くのが特徴です。先生も中国の方で、本格的な指導をしてくださいました。「動作がゆっくりで眠くなるよ」と先生に言われ、まさかと思いましたが、本当に最初は少し眠たくなりました(笑) 。ただ、腰を落としてじっくり動くので、だんだんきつくなってきます。数分間の一連の動きを少しずつ習得するのですが、後半に進むにつれて勢いのある動きもでてきて、そのメリハリがおもしろかったです。太極拳に限らず、カンフー体操というものをしたり、中国武術の映画を観たりして、とても楽しい授業でした。

 

人文学入門 [専門基礎科目]

文学部の各専攻の教授が、その専攻の特徴や自身の研究内容を交代で紹介する、オムバス形式の授業です。1年の春学期に開講され、学繋(≒ジャンル)ごとに4つに分かれています。人文学入門を通して進みたい専攻を決め、1年の秋に分属先が決まります。「〇〇学とはなにか」といったことから、研究内容の詳細な話も聞けて、毎回楽しい授業でした。卒業単位の観点では1つ取るだけでもいいのですが、4つ全てを受講する人も多いです。私は社会学専攻に進むと決めていたので、人文学入門は2つしか受講しませんでした。ですが、今考えると4つすべて受ければよかったと後悔しています。文学部の教授が研究内容を熱く語っているのを聞く機会も貴重ですし、どれも興味深くて幅広い知識が身につくと思います。地理学の教授が納豆のサンプルを持ってきたこともありました。「なんで納豆?!」と思った方は、ぜひ受講してみてください。

 

人文学の学生のための情報リテラシー [専門科目]

これも文学部の講義です。これは、秋学期の半分の期間のみの授業ですが、文献の探し方やレポートでの引用のルールなどを学びました。パソコンのある教室で行われ、キーワードに沿って文献を検索したり、実際にレポートに脚注を入れてみたりしました。レポートの基本的なルールだけでなく、人文学系のレポート特有の話も聞くことができて勉強になりました。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか?大学での授業を少しでも想像していただけたら嬉しいです。あくまでも文学部の私の授業の紹介でしたが、理系にもおもしろい授業はたくさんあると思います。他にもどんな授業があるか気になった方は、シラバスを検索して見てみてください。
また、2024年度のオープンキャンパスが8月8日(木)と8月9日(金)に行われます。学部企画では学部ごとに学べる内容を詳しく聞くことができます。学生企画では、学部学科ごとの時間割の一例の掲示や、名大生に質問できる対談企画、キャンパスツアー、クイズラリーなども実施予定です!ぜひお越しください!

Profile

所属:文学部社会学専攻2年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立安城東高等学校