名大生ボイス

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大学生活全般

2015.09.07

  • 大学生活全般

船津先生に聞く!就職支援のひみつ(その2)

 

――船津先生は出産・子育てを経験されていますが、女性が働く上で大切なことは何だと思われますか。
船津:仕事と家庭の両立は大変ですが、面白いですよ。女性の方が一生でいろいろな悲喜に触れられるので、それは強みだと思います。親の目を持った女性の視点は大事ですからね。(家庭を持つ女性が働くための)仕組みを変えていくためには、仕事をちゃんとしないといけません。その人がいないと仕事が回らないという状態になれば、会社は制度を作る方向に動くと思うからです。社会は必ず変わっていきますが、「自分たちが変えていくんだ」という気持ちで働いてもらいたいですね。

 

――最後に就活生、そして1・2年生へのメッセージをお願いします。
船津:昔は「名大生」ということが通用しましたが、残念ながら今はそういう時代ではなくなりました。でも名大生は真面目に働くので、入社すれば高い評価を受けます。だから、選考の時にどれだけ主張できるかが大事なんです。

就活の時に必要なことは、社会に出ても必要なことです。就活とはひとつの教育であり、社会に出るための育て上げだと私は思っています。名大生は頑張り屋なので、そう思うと就活もがんばれるんじゃないでしょうか。それに名大は国立だから、社会に貢献する義務があります。高卒で経験のある人に対して恥ずかしくない働きをして、(社会に出ることを)猶予された分を取り返さなければなりません。

 

1・2年生には、とにかく色んなことを体験して感性を磨いてほしいですね。また消費者として、目的や条件を考えて商品を選ぶようにしてほしいです。今のうちから自分の欲求や能力、価値観を体感することはとても重要だと思います。

就職支援室に来るきっかけは何でもいいんです。名大生は正しくやれること、誰に言っても納得されることをやらなきゃと思ってる人が多い気がします。でも本当は、考えが4~8割定まっている時に他人に話して、9割まで固めるのがいいんです。結果的に器が大きくなったり、自分という美味しい料理を盛れるものが自分に合ったものになって、それをお客さんに「これどうですか!」と言えればいいと思います。

 

 

インタビュー後、船津先生が名大生に一番伝えたい言葉を書いてもらいました。

船津先生からの言葉「"育児"ではなく"育自"をしよう!」

就活とは社会に出るための準備であり、自分磨きです。大学生になったら自分で自分を育みましょう!これは生涯続くことであり、就活生にも名大に入学してきた人にも言えることです。

 

 

 

以上、船津先生へのインタビューでした。いかがでしたでしょうか? 少しずつ就職のことを考えてみようかな、就職支援室に一度行ってみようかな、と思っていただけたら幸いです。

名古屋大学就職支援室では、就活に役立つ情報やインターンシップに関する情報を提供し、名大生の進路探索活動を支援しています。また就職相談室では、船津先生のようなキャリアカウンセラーの方が就職・進路に関する個別相談や情報提供を行っています。どちらも場所は工学部7号館B棟です。詳しい情報は、こちらからご覧ください。(http://syusyoku.jimu.nagoya-u.ac.jp/
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

Profile

所属:文学部3年生

出身地:沖縄県