名大生ボイス

名大生ボイス

大学生活全般

2020.11.10

  • 大学生活全般

2020年度のキャンパスライフに迫る!

はじめに

こんにちは、情報学部人間・社会情報学科3年の奥村です。新型コロナウイルスの影響を受け、名古屋大学では遠隔による授業が今年度の前期(4月~8月)に行われました。夏休みを挟み、後期(10月~)からは対面講義を一部再開しました。11月現在、私も一部対面の講義を受けながら、基本的には遠隔で講義を受けています。この記事では前期・後期の授業の実態や、名大生である私がコロナ禍でどのような生活を送っているのかに関して紹介します。

 

前期の全面遠隔講義の実態

前期の講義は全てICTを活用した遠隔講義でした。具体的な実施方法としては、リアルタイムな映像授業と、授業資料をアップロードするものでした。この章では、全面遠隔講義を受けて私が感じたメリット、デメリットをご紹介します。

まずメリットの紹介です。私が感じたのは通学の必要がなくなる、資料が見やすい、講義を復習しやすいの3つでした。1つめは通学の必要がなくなることに関してです。実家から片道1時間半かけて登校していた私にとって、通学せずに講義を受けられることは大きなメリットでした。通学による疲労がなくなるだけでなく、浮いた時間を利用して新しいことを始められました。

2つめは講義資料が見やすいことです。対面授業では資料は紙で配られたり黒板に表示されたりします。しかし、印刷が不鮮明だったり、席が後ろだったりして資料が見えにくいことがあります。遠隔授業による資料配付はデジタルなので、鮮明で拡大も可能です。したがって、資料が見えにくいというストレスが減りました。

3つめは講義を復習しやすいことです。対面授業では、授業自体が記録されることが稀です。したがって、授業の復習には授業資料や自分のメモのみが頼りです。一方、遠隔授業ではオンデマンド形式が主で、リアルタイム式の授業でも録音されることが殆どです。授業を見返すことができ、有意義な復習ができるようになりました。

 

次にデメリットの紹介です。課題が増えた気がすることと、集中力の低下が私の感じた2点のデメリットです。1つめの課題が増えた気がすることというのは、対面では講義の評価方法が課題の他にも出席やテストなど様々あります。しかしながら、全面遠隔で講義を行うと出席やテストによる評価はほぼ不可能です。したがって、その代わりに課題が多く出されているように思えます。実際、前期ではレポートの提出のような課題がかなり多く感じました。授業を受けているというよりは、課題に追われているという印象を受けた前期でした。

2つめは集中力の低下です。遠隔授業は基本的に自宅で受講します。そのため、大学に行って受講する場合と違って切り替えが難しいです。結果、授業を受けているときの集中力が続かず困ったことがありました。

前期の全面遠隔講義をまとめると、対面よりもスムーズに授業を受けられるけれども、対面でしかできないこともあり不便な面も感じられる講義でした。

 

後期の対面と遠隔を併用した講義の実態

後期の講義は対面と遠隔を併用して今も実施されています。具体的には先ほどご紹介した全面遠隔講義と、本来の対面授業を組み合わせた形式です。対面授業に関しては、本来よりも席数を減らしたり換気を強化したりして、感染症対策を万全にして実施されています。この章では、先ほどの章と同じ形式で、対面と遠隔を併用した講義のメリットとデメリットをご紹介します。

最初はメリットを紹介します。主なメリットとして受講形式が柔軟になったことが挙げられます。講義によっては自分の都合に合わせて受講スタイルを選べます。例えば、名古屋で用事がある場合は対面で受講し、地元でアルバイトがある場合は遠隔で受講します。併用した講義によって自由度が上がったことがメリットです。

次にデメリットを紹介します。それは毎週受講形式が違う授業があることです。毎週先生が変わるオムニバスの講義だと、先生ごとに受講形式が変わります。例えば、とある先生が対面を行い、また別の先生がオンデマンドでの受講を行うという感じです。したがってスケジュール管理を徹底しないと、受講し忘れる恐れがあります。

このように、対面と遠隔によって受講形式の自由度が上がりましたが、その反面スケジュール管理がより必須であると感じました。

 

私の生活

新型コロナウイルス感染対策の影響で、授業以外にも私の生活では変化が起きました。この章では変化した友人関係と大学生活についてご紹介します。

まずは友人関係です。友人関係でも遠隔による交流が多いです。例えば一緒に授業を受けている友達と、SNSのチャットや通話で授業の確認をすることもあります。他にも、複数人で遊べるゲームを活用して、通話しながら一緒に遊ぶこともしていました。コロナ禍によって実際に会って遊ぶことは減りましたが、その分チャットや通話を使って交流していました。

次にアルバイトに関してです。この変化は大きく、実際にアルバイト先を変えたほどでした。私はもともと地元から遠い名古屋でアルバイトしていました。しかしながら、コロナ禍で電車に乗ることがためらわれ、数ヶ月お休みを頂いていました。けれども、長期間休んでいるのは、アルバイト先にも申し訳ないと考え辞めさせてもらうことにしました。代わりに電車に乗る必要が無く、自転車で通える所を新しいバイト先にしました。アルバイトを変えたおかげで、移動に長時間掛けることがなくなり、通いやすくなりました。このようにコロナ禍によってアルバイト生活は大きく変化しました。

 

終わりに

名大のキャンパスライフに関する実態の一例をご紹介しました。このコロナ禍によって様々な人の生活が多かれ少なかれ変化したでしょう。私も去年と今年では大学生活が大きく変わったと感じています。新型コロナウイルスは今でも猛威を振るっています。なので、感染症対策を徹底しながら、コロナ禍だからできることを見つけてみても良いかもしれません。ウイルスをもらわない、広げないことを意識してこれからも行動しましょう。最後までお読みいただきありがとうございます。

 

Profile

所属:情報学部人間・社会情報学科3年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校