名大生ボイス

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大学生活全般

2019.02.12

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市瀬さんから見た授業-名大法学部ってどんなところ?

こんにちは。法学部2年の市瀬です。

センター試験も終わり、いよいよ二次試験ですね。

皆さんがこれまでに身につけた実力を、余すことなく発揮できるよう応援しています! 

 

さて、今回は、私の所属する法学部について、学生の目線からご紹介していきます。

 

受験生の方も、受験を意識し始めた高校生の方も、あるいは既に合格を決めてこのページに足を運んでくれた方も、少しでも興味を持ってもらえたのであれば、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

 

 まずは法学部で学ぶ内容や、講義についてお話していきます。

 

一年次は、主に基礎科目を勉強します。英語や第二外国語などの語学、文系・理系それぞれの基礎科目などなど......健康・スポーツ実習という、高校でいう体育のような講義もあります。法学部は必修ではないのですが、特に文系では座学でない講義は珍しいため、私の周りでは履修していた学生が多かったように思います。様々な分野の内容を幅広く学べるので、ぜひ興味のある講義を見つけてみてくださいね!

 

法学部ならではの科目、すなわち専門科目はどうかと言うと、最初の半年(春学期)は、これから法律や政治を学ぶうえでの基礎となる内容を学ぶ講義が多いです。最初から難しい内容ばかり、というわけではないので、安心してくださいね。また、高校までで学んだ知識、特に日本史・世界史・倫理など社会の知識は、法学部での学びにおいてもとても役に立ちますよ。受験が終わっても、忘れないようにしておきましょう。

 

秋学期から民法、憲法などが履修できるようになり、『法学部らしい』講義がぐっと増えてきます。六法なども購入して、毎回の講義で使っていきますよ!!また、法律・政治学科という名前の通り、政治に関しての講義も充実しています。

法学部の専門科目は、期末試験のみで成績が評価されるものがとても多いです。だからといって、「テスト前にまとめて勉強すればいいかな!」と思っていると、とっても苦労します(笑) コツコツ勉強することが大切なのは、大学でも同じですね。

 

名大法学部棟アジア法交流館

 (法学部生が主に使う建物です。左:名古屋大学法学部棟 右:アジア法交流館)

 

そして、二年次からはゼミという、少人数での演習授業が始まります!二年次からゼミが始まるのは、経済学部や教育学部と比較しても早いんですよ。活動内容はゼミによって違いますが、発表や議論、模擬裁判などを行います。

 

私の所属する法哲学ゼミでは、学生の選んだ本を読み、議論をしています。先生や先輩方とも深く関わることができますし、議論を通じて新しい考え方や物事の捉え方が身についたように思います。夏休み中に行ったゼミ合宿も楽しかったです!

 

法学部の場合、ゼミの履修は自由ですが、とても充実した活動ができるため、興味のある分野のゼミにぜひ所属してみることをお勧めします。 

最初の一年は、自分が興味のある分野はどれだろう、と考えながら専門科目の講義を聞いてもいいと思います!

 

以上、法学部での学びについて簡単に説明させていただきました。少しでもイメージが膨らめば幸いです!

 

入学後には、サークルなどが主催となり、「履修説明会」というものが多く行われると思いますので、そういった場所でもぜひ大学の講義について聞いてみてくださいね。

 

そして、法学部にはどんな人が多いのでしょうか?

法学部といえば、弁護士になる人ばかり......なイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。私も、先日参加した成人式で、現在法学部に通っていることを明かすと、「将来は弁護士になるんだね!」といろんな人に言われました()

もちろん、弁護士や検察官、裁判官という法曹を志望している友人もいます。しかし、公務員や民間企業への就職、大学の教員など、それ以外の進路を考えている人もとっても多いです!多様な進路を目指している人と関わることができるのも、名大法学部の特色かもしれませんね。 

 

私が名古屋大学の法学部で学んでもうすぐ2年が経ちます。良い環境の中に身を置き、とても充実した日々を過ごせています。受験勉強はとても大変でしたが、この場所で学ぶことができて良かったと実感する毎日です。

受験生の皆さんにとって、今が一番つらい時期かと思います。そんな時こそ、入学後の生活や、名大でやりたいことをイメージしてみてください。二次試験で一点でも高く得点できるよう、応援しています!

 

また、法学部の二次試験では、ほかの学部にはない小論文が課されます。

特に対策が難しい科目ですが、社会の出来事に関心を向けることや、読みやすく筋の通った文章を書けるようにすること、自分なりに与えられたテーマについて考え、最後まで諦めずに伝えようとすることが重要だと思います。私は当時、社会科の先生に添削をお願いしていました。小論文に限らず、数学・英語の答案も、客観的に評価してもらえるといいですね。

 

インフルエンザもまだまだ流行っているようです。体調にも気を付けて、本番に備えてくださいね。皆さんの入学を楽しみに待っています!

Profile

所属:法学部法律・政治学科2年生

出身地:長野県