名大生ボイス

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大学生活全般

2020.04.07

  • 大学生活全般

一人暮らし文学部生の一日

皆さんこんにちは。文学部人文学科言語学専攻2年の猿山綾乃です。今回は、私の一日の過ごし方について、一日の流れに沿ってお話ししようと思います。大学に進学するにあたり、一人暮らしを始める方も多いのではないでしょうか。そんな方々の参考になれば幸いです。

 

AM7:00           

朝、私は大学の近くで一人暮らしなので、比較的ゆっくり起きて大学に向かいます。朝早く起きることができた日や1限に授業がない日は作り置きのご飯を作ったり、掃除、洗濯をしたりします。一人暮らしなのでそこまで家事の量は多くありませんが、こまめにやらないと、どんどんたまっていってしまうので、きちんと一定の周期でやることをお勧めします。家事は夜やる人と朝やる人がいると思いますが、私は夜にあまり遅くまで起きていることが得意ではないので朝にまとめてやることが多いです。

 

AM8:30

家事が終わったら大学に向かいます。大学の授業は1限があると8時45分に授業が開始するので少し早めに向かいます。大講義室での授業ですと、席が埋まってしまうこともあるので、私は少し早めに行っています。早めに行って、その日の授業の予習や復習をしたり、レポートを書いたりしています。文学部の1年生の場合、授業自体でパソコンを使うことはあまりありませんが(授業によってはレジュメがNUCT(教育学習支援システム)にアップロードされていたり、課題として読んでくる文献などが事前にメールに添付されていたり、NUCTにアップロードされていることもありますが、必ずなくてはならないという授業はあまり多くありません)、こういった時間の有効活用のためパソコンを持ち歩いていることが多いです。

 

講義自体について、文学部は1年生のうちは他学部と比べて楽だと言われます。実際、授業のコマ数も他学部と比較して少ないですし、専門科目も少ないです。1年生の前期は週15コマ、後期は教職を取らなければ8コマ、教職をとっても11コマととても少ないです。これが実際の私の時間割です。

 

 

 

学部学科、学年によっては最大25コマ授業がある(取れる)のに、これだけしかないというのは高校の時と比較しても驚きなのではないでしょうか。実際私の友人は、秋学期に月曜日が全休(授業が1コマもないこと)、火曜日が1限だけ、木曜日が午前休、という人もいました。このような授業の量だと大学生が人生の夏休みといわれるのも納得ですね。

しかし、勉強する意欲がある人は選択科目や他学部の授業を受けるなどで授業を増やすこともできます。例えば私はG30(名大に来る留学生を対象としたプログラム)の授業を受けています。この授業はすべて英語で行われていて、留学生が15人程度、日本人の学生は4人しかおらず、留学生の方々とたくさんコミュニケーションを取れます。英語でのディスカッションや、リアクションペーパーを英語で書かなくてはならないので、授業を受けていて自分の英語力のなさを実感し、もっと英語を勉強しなくてはいけないな、と気づかされます。

 

コラム ~G30の授業~ 

G30の授業は名大から長期の交換留学に行く際に必要になってきます。留学先では英語で専門科目を学ぶ必要があるので(もちろん現地語で授業を受けることも可能ですが、その場合は英語力の証明だけでなく、現地語の検定試験の証明、たとえばフランス語検定やDELEスペイン語検定などが必要になってきます)、留学先での授業の予行練習として海外留学室から推奨されています。学部や全学教養科目の授業だけでは関わることができない留学生の方々とつながれる良い機会ですので、入学後はぜひ取ってみることをお勧めします。最初は難しいですが、慣れるとついていけるようになりますし、日本について、日本人について改めて考え直す良い機会だと思います。何より、英語の勉強になるので英語力を伸ばしたい人は取るとよいと思います。

 

 PM3:00

続いて空きコマの過ごし方です。私は1年秋学期には4つ、空きコマがありました。主な過ごし方としては図書館で勉強、友人とおしゃべり、自宅に帰るなどです。

名大の図書館は広く、勉強スペースもたくさんあるので、課題やレポート、テストがあるときには重宝しています。コンセントがついている席もあるので、パソコン作業もできます。文系の場合は特にだと思いますが、筆記試験の代わりにレポートを提出したり、授業ごとに感想のリアクションレポートを提出したりとレポート中心なので、レポートを書く量が比較的多いと思います。自宅でも書きますが、図書館のような静かな空間ですと作業がはかどるので、図書館に行くことが多いです。

友人とおしゃべりして過ごすこともあります。全学教育棟1階の服部国際奨学財団ホールやIB電子情報館など、学内の様々な場所に椅子と机があるので、友人と一緒に勉強しながらわからないことを聞きあったり、雑談をしたりしています。

同じ時間に授業がない(同じ空きコマの)友人がいなかったり、レポートなどのやらなくてはならないことがなかったりするときには、自宅に帰っています。一人暮らしで家が大学から近いので、終わらなかった家事をやったり、買い物に行ったり、仮眠を取ったりしています。また荷物が多くなる日は空きコマに授業の用意をいったん置いてくることもあります。一人暮らしで、家が大学から近いと気軽に帰ることができるので、このようなときは基本的に自宅に帰っています。

 

PM6:00

基本的に授業が終わったら、自宅に帰れる、と言いたいところなのですが、実際5限が終わってもすぐには帰れない(帰らない)状況が私は多々あります。アルバイト、車校、友達と出かけるなどが主な理由です。

私は今塾でアルバイトをしているのですが、放課後に行き、生徒の質問対応や事務作業をしています。生徒と会話することで、生徒のわからないところを理解できたり、生徒がなぜわからないのかを理解したりすることができます。教職課程を取ってるので、授業で学んだことを実践することができていて大学での学びとアルバイトが直結していると感じます。質問対応のために予習をする必要があるので、あまり簡単で楽なアルバイトではないのかもしれませんが、大学での学びをそのまま活かせるアルバイトなので、私には合っていると思います。

また、車校に行くこともあります。今期の私は授業自体のコマ数が多いので、なかなか空きコマに通えずに放課後に行くことが多いです。夜の運転になるので少し怖いですが、早く免許を取りたいため頑張って夕方に通っています。

 

コラム ~車校~

東海地方では自動車学校のことを車校と言います。私の地元では、教習所と言っていたので最初は少し違和感がありましたが、今になるともう慣れてしまって、逆に車校以外の言い方を不自然に感じてしまうしまうほどです。

 

友達とご飯に出かけることもあります。一人暮らしなので基本的に自炊をしていますが、作りたくないと思ってしまった時や、友達とよさげなお店を見つけた際は授業後にご飯に行きます。

用事が終わり帰宅すると、夕食を作ったり、家事をしたりして夜を過ごします。一人暮らしなので最初のころはさみしくなることがありましたが、そうなった場合家族や友人と電話をしたり、LINEをしたりしてさみしさを紛らわせます。YouTubeやテレビなどで音を流しておくと緩和されるので、一人暮らしを始める方、音を出せるものを持っておくとよいと思います。

 

PM9:00

家事や夕食後は、終わらなかったレポートをやったり、授業の復習をしたりします。特に語学の授業は復習をしないとどんどん先に進んでしまい、授業についていくのが大変になってしまうのでこまめに予習復習をすることが大切になってきます。テスト前に大変なことにならないようにきちんとやりましょう。

 

 

以上が私の大学のある日の一日の過ごし方です。これで一人暮らしの学生、文学部の学生の一日の過ごし方の想像がついていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Profile

所属:文学部2年生

出身地:栃木県

出身校:栃木県立佐野高等学校