名大生ボイス

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大学生活全般

2021.04.06

  • 大学生活全般

名大生のアルバイト事情

みなさんこんにちは、名大工学部新3年の塚本です。つい最近大学に入ったような気持ちでいますが、いよいよ学部期間も残り半分を切ってしまいました。こうしてみると、大学生はあっという間だなぁと思わされます。

今回は、私がこれまで経験したり、見聞きしたりした、名大生のアルバイト事情について書いていこうと思います。

 

どれくらいアルバイトしてるの?

私を含めた私の身の回りの名大生は、ほとんどがアルバイトをしています。アルバイトをしないという人がいないほど、アルバイトは大学生活に必須です。

私は一人暮らしをしているのですが、私の場合アルバイトによる収入が生活費のほとんどを支えていて、同じような生活状況の学生もそれなりにいます。周りを見ていると、用途はそれぞれですが、だいたい月に5~7万円稼ぐ人が多いのかなと思います。年間103万円を越してしまうと、税金がかかり、かえって親に迷惑をかけてしまうので、だいたいの人が103万円を越さない程度に働いています。

しかし、103万円稼ごうと思うと月に8万円稼がなくてはいけないので、時給1000円の飲食店にディナーで4時間入るとして、月に20日、なんと週に5日アルバイトをすることになります。学外の生活のほとんどをアルバイトに費やすことになり、アルバイト中心の生活になってしまいます。そうなるとサークルや部活の時間も減り、放課後友達と遊びたいけどバイトが...なんてことになってしまいがちです。実際私も私の周りの人も、バイトのシフトを入れすぎて思うように遊べなかったという失敗をしたこともあります。また、テスト期間とバイトが被って思うように勉強できない...。という失敗も結構やりがちです。予定が空いているとついついバイトを入れてしまいそうになりますが、今ある学生生活を十分味わうためにも、いい塩梅でバイトの時間を作るのが大切だなぁと思います。バイトを始める時は、必要なお金と、稼働時間を計算して、何に時間とお金を使うのか考えてみるといいのではないでしょうか。

ちなみに、実家暮らしの人でもアルバイトをする人は沢山います。コスメを買ったり、洋服を買ったり、自分の趣味や遊びのお金に使っているようです。中には自分の車を持っていて、その維持費用のためにアルバイトをしている人もいます。

 

アルバイトの探し方

アルバイトの探し方は色々あります。一番メジャーなのがアルバイトの求人サイトから学生歓迎や場所などの条件を絞って検索する方法です。私もその方法でカラオケやベーカリーなどのアルバイトに応募し、実際に働いていました。自分の働きたい時間や、近い場所から選べるのはよかったなあと思います。しかし、一から人間関係を作っていかなくてはいけないので、職場の雰囲気を掴みにくいところは難点かなと思います。面談した時は人の良さそうな人が多くていい印象だったとしても、実際何時間も厳しい環境で一緒に働いてみると、ウマが合わなくてストレスになるなんてことも少なくはないです。学生が多いバイト先ではそこで一つのサークルのような交遊関係が生まれることもあるくらいですから、バイト先での人間関係は結構重要だと思います。そういった点では、サイトの求人からというのは結構博打だなと思います。

もう一つよくあるのが知人から紹介してもらう方法です。私はある飲食店でのバイトを1年生の頃から続けているのですが、以前住んでいた国際嚶鳴館(学生寮)の先輩から紹介してもらいました。このお店は社員さんや同じアルバイトさんの雰囲気もよく、お客さんも落ち着いた方が多く、とても働きやすい環境です。紹介してくださった先輩がとてもフレンドリーかつ真面目で本当にいい先輩なので、初めて入る時もその先輩のサポートのおかげで安心して入ることができました。その先輩が気に入って働いているということで、きっと雰囲気のいい場所なんだろうとは感じていましたが、想像以上にいい場所で、私もずっと続けてこられました。バイト先が充実している、気の合う友人や知人がいたらバイト先を紹介してもらうのもいい手かもしれません。

 

どんなアルバイトがあるの?

多くの学生がするアルバイトといえば、飲食店と塾講師・家庭教師、この二つが主流なのではないかなと思います。

飲食店は仕事内容がマニュアル化されているところが多く、ある程度こなせばすぐに身につき、ルーティンワークとして取り組めるのがまずいい点かなと思います。決まりきった仕事を工夫してより効率よくしていくのも楽しいと思います。また、接客業務では臨機応変なコミュニケーションを求められるなど、社会で必要な力がひと通り磨かれるため、一度は経験しておくのがオススメです。何より、飲食店のまかないは一人暮らしには欠かせません。

デメリットとしては、勤務時間が長い居酒屋などは体力勝負になること、逆に開店時間が絞られている店はシフトが合わせにくいなどが挙げられると思います。

塾講師・家庭教師は、高校時代にお世話になった塾で塾講師をしたり、大学や知り合いの斡旋で家庭教師をしたりする人が多いです。今はオンラインでの指導も主流になっているため、教師として教室と契約し、隙間時間にオンライン家庭教師をしている人が増えているように思います。私も家庭教師として登録して案件をもらっています。

大学受験のために培った知識や経験をそのまま活かせたり、目標に向けて努力する後輩をサポートするというのは、とても大きなやりがいを感じられると思います。実際、塾講師として働いている人の中には業務時間外にも授業の予習をしたり、生徒の教材をチェックするなど、熱を持って取り組んでいる人が多くいます。

塾講師・家庭教師はそうやって仕事に熱を入れて取り組める反面、授業の質のためにそういった予習復習が必須になったり、頭髪や服装が制限されたりと、業務外に与える影響が大きいのも事実です。アルバイトも熱を持って打ち込みたいという人にはオススメですが、他にやりたいことがある、仕事とプライベートをしっかり分けたいという人にはあまり向かないかも知れません。

他にも、病院や事務、工場など色んなところでバイトをしている人がいます。名古屋大学内でも食堂やカフェだけでなく、事務や広報など様々なバイトがあります。みなさんも、いろいろなバイトを経験して自分に合うアルバイトを探してみてください。

 

最後に、ここまでアルバイトについていろいろ書いてきましたが、アルバイトは生活の一部になるくらい大学生活に欠かせないものです。自分の人生を豊かにしてくれる、いいアルバイトに巡り合えるといいですね。

Profile

所属:工学部機械・航空宇宙工学科3年生

出身地:岐阜県

出身校:岐阜県立斐太高等学校