名大生ボイス

名大生ボイス

大学生活全般

2021.06.08

  • 大学生活全般

コロナ禍の授業

みなさんこんにちは。文学部1年の堀聡音です。私たちの世代が大学に入学する頃には収束するだろうと言われていた新型コロナウイルスの流行もここまで続き、大学でもオンライン授業中心の日々が続いています。この記事を読んでくださっている高校生の方々が大学に入学する頃には、普通に対面授業が実施されているといいのですが、今回は皆さんの進路選択の参考になるように、コロナ禍における名古屋大学を中心とした、大学の授業形態について紹介させていただきます。

 

写真が現在の私の時間割です。この中で対面で行われる授業は

・月曜5限 基礎セミナー

・水曜2限 健康・スポーツ科学実習Ⅰ(体育)

・木曜3限 ドイツ語Ⅱ

の3つです。これらの授業を少し紹介すると、こんな感じです。

 

基礎セミナー

これは、受講数も12人と小規模の授業であり、学部一年生は必修の授業です。通称:基セミ。教授ごとに様々なテーマがあり、私がとっているものは「メディア研究・制作を通したメディアリテラシーの獲得」という授業で、授業内でビデオを撮影・編集したりと、少人数で和気あいあいしながらできるので、とても楽しいです。

 

健康・スポーツ科学実習

これは、高校でいう体育の授業で、バレーやテニスなど競技が選べ、私はサッカーを選択しています。人数は大体25人くらいで、試合中は過呼吸等のリスクを考えて、マスクを外しても良いことになっていますが、授業前の検温・前後の消毒は必須なので、感染対策は充分に行われていると思います。

 

ドイツ語Ⅱ

これは20人くらいの授業で、発音練習などは行いますが、周囲の人と交流する時間は少ないので、オンライン授業とあまり変わらないなというのが素直な印象です。

 

これらは全て小規模の授業であり、もちろんマスクは必ず全員着用しています。(マスクのせいで人の顔と名前が全く覚えられません!ひどいときは聞いた名前を5秒くらいで忘れました。)オンライン授業だと外出する必要がなく楽ですが、やはり対面の授業の方が、目の前のことに集中でき、人と話すこともできるので楽しいです。

人によっては基礎セミナーやドイツ語のような言語の授業もオンラインで受講するので、中には登校頻度が週に1回だという人もいます。去年の前期はほとんどがオンライン授業だったので、下宿生の中には夏休みまで実家に帰省したり、留学生だと本国に帰る人もいたと聞いています。

 

近隣の大学の授業事情を聞いてみると、ある岐阜や長野の大学は、ほとんどが対面授業で、近くの工業大学は1つを除きオンライン授業だそうです。大阪や神戸、東京の大学は全てオンライン授業なので、友人たちは「もう家にいるの飽きた~」と言っていました。各県の感染状況によって、授業の実施形態が異なり、名古屋近辺の大学はほとんどがオンライン授業です。家で授業を受けても集中できないので、図書館や大学のアクセスポイント(大学内でオンライン授業が受けられる場所)を利用している人も多いようです。

 

ちなみに、友人関係については、オンライン授業でもZOOMのブレイクアウトルームなどの機能を用いて、同級生と交流する機会もありますが、そこがきっかけで仲良くなることはほとんどありません。大学でできた私の友人は、授業が一緒だったり、サークルが同じになった子がほとんどで、とても少ないです。悲しい!

 

ここまで、コロナ禍における大学の授業形態を紹介させていただきました。今後このような日常が良い方向に変わって行くことを祈るばかりですが、まだこういった大学生活がしばらく続くことも充分に考えられます。大学選びをする際は、やりたいこと・行きたい場所といった自分の希望に添って選ぶのが一番大切ですが、下宿+オンライン授業だと、どうしてもしんどくなってしまうので、こうした大学の授業形態についても頭の片隅に入れておいてもいいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

Profile

所属:文学部1年生

出身地:岐阜県

出身校:岐阜県立岐阜北高等学校