こんにちは。名古屋大学経済学部4年生の伊藤舞です。春から就活生の皆さんへ、就活と呼べる何か、もう始めていますか。就活生と言われる学年になったことは分かっていても、何をすれば良いのか分からず漠然とした不安に襲われている人も少なくないはずです。私も就活生になりたての頃は、片っ端からいろんなことを試してみて、それでも正解が分からず困ったことがあります。そこで、今回は、就活についての記事を書いてみようと思います。
はじめに
就活生になったはいいものの何から始めれば良いか分からないという人のために、この時期に私がやっといて良かったなと、振り返って思うものを紹介したいと思います。受験と同じで就活に正解はないので、あくまで私の体験談ということにはなりますが、分からないなりに行動してみることが何より大事だと思うので、皆さんの行動のきっかけになれたら嬉しいです。
何からスタートすれば良いの?
何から始めればいいの?という問いに対する答えは二つです。
一つ目は、就活サポート団体の人との面談、二つ目は、春インターンのエントリーです。
一つ目について詳しくお話します。この世には、就活サポート団体というのが沢山あります。名古屋大学のキャリアサポートセンターや、エンカレッジなどの学生団体、名古屋市で運営している団体などもあります。SNS上でオンラインでサポートしてくれるものもあります。まずは何でも良いです。就活について深く関わりのある、就活についての知識が豊富な人と面談してお話を聞くこと、同時に、自分のことについて引き出してもらうことがとても重要です。私は、たまたま知り合いの先輩からエンカレッジの面談の案内をしてもらい、そのままメンターの方に繋げてもらったので、しばらくエンカレッジにお世話になっていました。面談では、ふわっとしていても良いので今現時点で興味のある業界を教えて、将来どういう風に働きたい?などの質問をされ、分からないなりに就職について考える良いきっかけになります。そして何より、自己分析のフォーマットやツール、ES(エントリーシート)の添削も行ってくれる場合が多いので、就職活動の一連の動きを一緒に行ってくれます。私はこのタイミングで、そもそもESにはどんなことを書くのか、自己分析は具体的に何から始めれば良いのか、この世にはどんな業界があるのか、について初めて知りました。何からやれば良いか分からないというのは、どんな選択肢があるのか分からない、ということだと思うので、まずは詳しい人から就職活動について教えてもらい、ここから1年かけて自分がするべきことを少しでもイメージすることが大切です。
次に、二つ目の春インターンのエントリーについてです。インターンシップに行った方がいいの?とよく聞かれます。これは、結論から言うと、行った方がいいです。理由はいくつかありますが、まずはこの時期にやることとして、どうして春の段階でインターンシップに申し込むことが良いのかを説明します。この時期はとにかく、何から始めたら良いのか分からないという悩みがメインだと思います。そこで、就職活動において基本的に必要になってくる、ESの学チカづくり、自己分析、面接が、インターンシップに実際にエントリーすることで練習できるのです。何から始めたら良いか分からない人は、とりあえず春インターンにエントリーすれば就活でやるべきことが見えてくるはずです。学チカって何書けばいいんだろう、面接って実際どんな感じで行うのだろう、という疑問を一発で解消できます。春インターンの募集はベンチャー企業が多いので、志望している業界、企業ではなくても練習の手段として片っ端から申し込むと、経験値を上げることができて、夏インターン申込時にかなり有利に働くと思います。百聞は一見にしかずともいいますし、就活についてサイトなどから読んだり聞いたりするよりも、実際に体験することにかなり意義があると個人的には思います。まずは、行動してみることをおすすめします。
この時期にやること
上記で、何から始めればいいの?に対して二つ書きましたが、実際にこの時期にやることとしては春インターンのエントリーに加えて具体的に二つあります。春インターンエントリーの意義と内容は少し重複しますが、学チカの完成と自己分析です。6月1日に夏インターンの情報が一斉に解禁されるので、そのタイミングでスムーズにエントリーできるための準備をするべきだと思います。学チカを作っておけばそれをコピペするだけで済みますし、何より面接で重要になってくるのは自己分析です。この時期に自己分析する利点としては、自分が何をやりたいのか、どの業界・職種が向いているのかが分かることです。
まず、学チカの完成について話していきます。基本的に、学チカというのは就職活動の中で常にブラッシュアップするものなので完璧なものを現時点で作る必要は無いです。学チカの内容にできそうなものをいくつか用意して、3パターンほど書いてみる、というのが重要です。大体学チカは400字指定のものが多いので、400字で書いてみてください。わからないなりに文章で書いてみると、基本的なESの書き方を掴むことができます。この時、必ず就活の先輩に添削してもらってください。ESには書き方があるので、それを理解するうえでもなるべく多くの人に読んでもらってください。私は、4月の時点で学チカを3パターンほど作り、その中で読んでもらった人にウケが良いものを1軍の学チカとして使用していました。この時期にそこまでできているとかなり後が楽だと思います。
次に自己分析についてです。就職活動において一番重要なのは、自分について知ることです。普段何も考えずに生活していると自分の価値観や考え方について詳しく言語化したり、自分が他の人と違うところについて改めて考えることが少ないと思います。自己分析することでそうしたことが明確に言葉で表現できるようになり、自分についての理解が深まります。面接では自分がどういう人間か、会社に入ってどう貢献できるかをアピールすることになるので、そのためには自分についてを自分が一番知っておく必要があります。そういう意味で自己分析はマストなのです。自分の考え方や価値観は常に変わるものですし、就職活動を通してとにかく変化するものですが、この時期から自己分析しておくことは、その変化の過程も見ることができてメリットしかないと私は考えています。自己分析って具体的に何をすれば良いか分からないというのが最初に直面する壁ではありますが、就活面談で配布されるエクセルシートなどを埋める作業から入っていくと、何について考えればいいのかが分かるようになり、自分が何を考えなければならないのか、課題が見つかると思います。この時期は、自分についてじっくり考える期間にすると良いと思います。
まとめ
この時期に何をするべきなのか、どう行動するのが良いのか、少しでも分かっていただけたら嬉しいです。あくまで私の体験談であり、何が正解とかはないですが、早め早めに動いて、とにかく場数を踏むことが就職活動ではかなり有利に働くのだと、今ものすごく実感しています。これから、ESの書き方や面接対策など、就職活動で必要なことについて詳しい記事をいくつか載せられたらと考えています。受験とは違い、誰かが全面的にバックアップしてくれるわけでもないし、塾に通うわけでもないので、自分から能動的に行動しないとどんどん置いてかれてしまいます。どうすればいいか悩んでいる時間があったらまずは行動してみようというのがこの記事で私が一番伝えたかったことです。
おまけ
就職活動において、重要なことを一つだけここに残しておきます。それは、とにかく人を頼ることです。就職活動は結局すべての決断を自分自身で行わなければなりません。自分の人生ですし、自分で決めることなのですが、そうであるが故に就職活動中は孤独を感じるタイミングが沢山あると思います。だから、とにかくいろんな人にそのときの自分の気持ちや考えを共有し、その人なりの意見を聞き入れ、それでも自分がどう思うかというのを冷静に考えることが納得内定への道だと思います。また、ES添削や面接練習など、就活を卒業した先輩に沢山助けてもらうことが成長の近道です。先輩も就活の辛さは分かっていますし、後輩の力に少しでもなりたいと思っています。自分1人で考え込まずに、どんどん周りを巻き込んで広い視野で自分の将来について考えることを意識してみると良いと思います。自己分析も自分1人で行うより、自分をよく知る友達と会話ベースで引きだしてもらった方がスムーズに行えます。人に頼る、というのを覚えておくだけで辛いときに気持ちが少しでも楽になるのではないかなと思います。
Profile
所属:経済学部経営学科4年生
出身地:愛知県
出身校:愛知県立半田高等学校