名大生ボイス

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大学生活全般

2024.02.14

  • 大学生活全般

推薦合格した君が今するべきこと

はじめに

みなさん、こんにちは。名古屋大学工学部2年生の小林です。今年も名古屋大学の学校推薦型選抜の結果発表が公開されました。この記事では学校推薦型選抜で合格された方々向けに、今から入学式までの時間をどのように過ごすべきかについて書きたいと思います。推薦型選抜を受ける方は一つの学校にそう何人もいないはずなので、合格後の動きに迷っている人も少なくないはずです。私自身は推薦型選抜を利用しませんでしたが、推薦型選抜で合格した友人たちの話を参考にしつつ、入学までの自由時間を有意義に過ごす方法を紹介し、名大に入学した時に今より一段と成長した状態でいられるような内容にしていきたいと思います。

 

自動車免許取得

自動車免許取得は大学生活において重要なスキルであり、今のうちに取ることを目指すとアドバンテージになります。免許があると移動するうえでも非常に有益なので、大学生ならほとんどの人が取得すると思います。そんな資格を大学に入る前から取る準備ができ、早い人なら取得までいけるのはかなりのメリットです。みなさんは入学式までの時間を有効活用し、自動車学校やオンライン教習を利用して、免許取得に向けた準備を進めることができます。今の時間があるうちに行動して安全な移動手段を確保し、自己成長の一環として交通ルールを遵守する姿勢を養いましょう。ただし、高校によっては校則などで在学中に自動車免許取得を禁止しているところもあります。自分の学校で認められているかどうかをしっかり確認してから行動してください。

 

大学の研究や専門的な学びへの準備

20240214_k.jpg大学は学問の探求と専門的な学びの場です。高校までの教育では幅広い分野を総合的に学んできたと思いますが、大学からはより専門的に一部の分野のみを重点的に勉強していきます。つまり大学では、専門性が求められるため、高校までの幅広い知識だけではなく、特定の分野における深い理解も必要です。この準備段階でできる具体的な取り組みは何があるでしょうか。特に今のみなさんにできるものを挙げてみましょう。まず、大学での学びに必要なスキルの向上です。例えば、論理的思考力や批判的思考力、リサーチ能力など、大学で必要とされるスキルを磨くための方法を探求することは、非常に有益をいえるでしょう。このようなスキルは、授業や研究活動、論文の執筆など、さまざまな場面で役立ちます。また、大学での学び方や研究の進め方についての情報収集も重要です。大学の図書館やオンラインリソースを、専攻や興味のある分野に関する最新の情報や研究動向を把握するためにどのように施設活用するかを調べておくことも、将来の自分の勉強に結果的につながります(これについては次項で詳しく書きます)。いきなり、専門的な分野の勉強を教科書もまだない状態で予習することは厳しいですが、上記であげたような大学での勉強のために必要な思考法や施設活用能力を身につけるのは、後々の自分をきっと楽にするでしょう。

 

キャンパスの探索やコミュニティの体験、見学

大学のキャンパスの探索をすることや、サークル・部活などのコミュニティを体験してみるのは、大学生活の準備段階として重要であると断言できます。入学式までの期間にキャンパス内の施設やサービスについて調べてみましょう。

図書館や学生支援に関する施設、スポーツ施設、学食、購買など、挙げていくとキリがないですが、このようなキャンパスが提供する様々なリソースを把握することで、大学生活をより豊かなものにすることができます。また、オリエンテーションプログラムに積極的に参加することも重要です。オリエンテーションでは学校のルールや制度だけでなく、学生団体の活動やキャンパス内のイベントについても学ぶことができます。これにより、大学生活のスタートをスムーズに切るだけでなく、早い段階から大学コミュニティに溶け込むことができます。このようなオリエンテーションは毎年何かしらのサークル、部活が率先して新入生のために企画してくれているので、是非とも参加して情報を獲得しましょう。先輩とのつながりを作り、参加した同級生とも仲良くなれるチャンスです!オリエンテーションという観点に限らず、大学生活において、コミュニティ参加は非常に重要になるので、何かしらの自分の興味があるコミュニティを今のうちに見つけましょう。学内の様々なクラブや団体に積極的に参加することは、新しい友人を作り自己表現の場を見つける良い方法です。趣味に合った活動に参加できるだけでなく、多様な人々と交流し、新たな視点や経験を得ることができます。コミュニティの参加は大学生活を豊かにし、自己の能力を開花させること間違いなしです!!

 

体調管理と体力増進

大学生活は新たな挑戦とストレスも伴いますので、体力の増進を重視することは一つの良い行動と言えるでしょう。またリズムが崩れがちな長期休暇だからこそ、健康に気をつけて体調管理は徹底するべきです。具体的には定期的な運動やストレッチ、バランスの取れた食事、十分な睡眠など、健康習慣を築くことで、大学生活におけるエネルギーと集中力を維持することができます。受験生は受験のために無理をして身を削って勉強している人が多いと思います。大学が始まる前に身体を治して、健康で準備万端の状態にしておくことが大切です。また、大学での学習は体力がいるので今のうちに体力をつけましょう。ジムに通ったり筋トレやランニングをするのもよいと思います。

 

社会貢献、ボランティアに挑戦する

社会貢献やボランティアをすることはあなたの大学生活を有意義にします。もっというと人生も有意義にするかもしれません。大学生は社会に貢献することの重要性を深く理解し、その意識を実践することが求められます。特に就活においては(少し気が早い話かもしれませんが)そのような態度、行動が強く求められることになります。入学式までの間に、積極的にボランティア活動や地域サービスに参加することで、地域社会とのつながりを築くだけでなく、自己成長にも大きく貢献することができます。ボランティア活動を通じて、他者への思いやりや共感を深めることができるだけでなく、自らの能力や価値観を向上させる貴重な機会となります。さらに、ボランティア活動は自己啓発の場でもあります。他者の支援や社会貢献を通じて、自己の成長や価値を見出すことができます。自らの時間や能力を投じることで自己の可能性を広げ、豊かな人間性を築くことができます。実際、大学に入ってからでは何かとバタバタとしてまとまった時間が取れないことが多いので、このタイミングで一度挑戦することを強くおすすめします。何事も最初の挑戦は勇気が必要なので、今のうちに一回体験しておくことで、次の挑戦のハードルを下げることにつながり、結果的にボランティアを身近なものと捉えやすくなります。積極的に機会を探し、自己の成長と共に社会に貢献することで、より充実した大学生活を送りましょう。

 

自分は何になりたいのか真剣に向き合う

最後に一番スケールの大きな話ですが、非常に重要な自己実現の話をします。自己探求と自己表現は、大学生活において重要なテーマです。高校までとは比べものにならないほど全てが自由な大学生活は、自己探求の旅でもあります。入学式までの時間で自分自身と向き合い、自己理解を深めることができれば、大学生活を圧倒的に有意義で筋が通った一つのストーリーとして成り立たせることができます。様々な方法で内省し、自分の内面に深く触れて自己の本質や価値観を見つけ出してみましょう。アートや音楽に親しんだり、映画を見に行ったり自分の趣味を高めたり、新しい趣味を見つけたりすることで心の豊かさや成長を体感することができます。そして自分の将来について想いを馳せてみてください。大学合格は一種のゴールであり、そしてスタートラインなのです。ここから先、どの分野を専門としどんな仕事をするのか、自分はどのような性格なのか、何が適しているのか、自分自身をよく理解し、ここから先の指針のない自由な旅で迷子にならないように、自分なりの道標を見つけてください。大学を通じての自己探求の旅は、人生の意味や目的を見つける上で貴重な体験です。悔いのない大学生生活を送れるように、よく自分の心と向き合ってみてください。

 

まとめ

今回の記事では推薦型選抜で合格した方に向けて、今からの長い自由時間をどうすれば有意義に、悔いのない過ごし方をできるかということをお伝えしてきました。どのようなことが大学の生活の準備になるのか真剣に考えたつもりですが、あくまでこれは私の意見なので皆さんなりの取り組み方で過ごしてみてください。受験が終わったらこれをやるんだ!と決めていた人はまず最初にそれから初めてみるのも一つの良い方法だと思います。私の記事を参考にしつつ、自分なりの大学入学準備を進めてみてくださいね。拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科2年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校