名大生ボイス

名大生ボイス

大学生活全般

2024.04.19

  • 大学生活全般

大学生にオススメの自習スポットと自習の注意点

はじめに

240419k.jpgみなさん、こんにちは。名古屋大学工学部3年生の小林です。新入生のみなさんは、大学生活が始まって半月くらい経った頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?大学はキラキラしていて遊びで溢れている……と思っていたのに、想定よりも授業が多く課題も沢山あって、衝撃を受けている方も中にはいるかもしれません。今回は大学3年生の私がオススメする、勉強にぴったりな自習スポットを紹介します。また、自習をする際に気をつけると良い点も同時に紹介しようと思います。高校生までの受験勉強は「大学受験」という明確な目標がありましたが、大学からの勉強は目標という目標がなく、なかなか勉強に集中できない……なんてこともあります。そんな時、いつもと違う場所で勉強することで、新たな発見やモチベーションの向上につながるかもしれません。初めに、私が実際に足を運んで勉強に集中できたスポットを紹介していきます。

 

① 地元の図書館

みなさんの最寄りの図書館は、落ち着いた環境で勉強するのに最適な場所だと思います。私がよく利用するところは静かな読書スペースだけでなく、個室が予約でき、多くの人が勉強に使っている自習スペースが完備されています。また、参考書や専門書も豊富にそろっているため、調べ物が必要な時にも便利です。大学の課題で出されるレポートを書くためには沢山の情報を集める必要がありますが、その情報源がインターネットだけに由来しているものはそこまで上質ではありません。新聞や書籍、参考書、インターネットを網羅的に利用し、情報を精査してまとめ上げると非常に出来の良いレポートになります。沢山の情報に出会える空間としても図書館は最適です。
また、何より地元の図書館は親しみがあって良いです。受験期に図書館で勉強をしていた人は、そこで勉強をする習慣がついていると思うので、出向けば自然と勉強の気持ちが湧いてきますし、脳が勉強モードに勝手に切り替わってくれます。自習の一番難しいところは気持ちが勉強に向くかどうかという面だと思うので、自然と勉強するぞという気持ちになれる場所に行くことがかなり大切だと思います。残念ながら地元の図書館に行けない下宿勢の方は、近所の図書館に出向いてみましょう。地元でなくとも図書館という場所には勉強しやすい環境が整っていますし、今述べた利点のいくつかは地元ではなくても当てはまるので活用してみましょう!

 

② カフェ

学内のカフェや街中のおしゃれなカフェも、勉強するのに意外と良い場所です。私がよく行くカフェは、ジャズっぽい曲が流れる中、紅茶を飲みながら勉強できます。カフェでは飲み物でカフェインを摂取できるので眠気予防にもなりますし、集中力が増してより一層自習効率が上がります。ただし、長時間の滞在や、混雑している時間帯を避ける配慮は必要です。なるべく集中して短時間で課題や勉強を済ませるようにしましょう。また、電源やWi-Fiが完備されているか事前に確認しておくと良いと思います。

 

③ 公園など自然の中

天気の良い日は、公園などで自然に囲まれての勉強もおすすめです。自然の中で勉強すると、リフレッシュ効果が高く、思考もクリアになる気がします(気持ちの問題かもしれませんが、気持ち良く勉強することで効率が上がるので大切なことです)。私は大きめの公園の屋根がある日陰のテーブルで勉強をするのが好きです。外で勉強をすると非日常感を味わえて、勉強をしているのにしている感じがしなくて全然苦ではなくなります。不思議な感覚なので是非やってみてください。ただし、日差しが強い日や虫が多い場所は避けた方が良いでしょう。また、風が強い日は書類が飛ばされないように注意してください。防犯面も気をつけてくださいね。日本は治安がいいのでそこまで厳重な注意は必要ないと思いますが、PCやタブレットを放置してテーブルから離れるのはやめておきましょう。

 

④ 美術館や博物館

意外かもしれませんが美術館や博物館のフリースペースは、勉強するのに適しています。静謐で芸術作品や展示品がある空間なので、休憩中に巡るとインスピレーションを刺激してくれることもあります。数学などは座って考え込むだけだと行き詰まってしまう時があるので、こういう「刺激」が共存しているような勉強場所は貴重だと思います。感覚としては図書館に近い属性をもった場所ですが、図書館が自習スポットとして人気なのに対して、美術館や博物館はそこまで知られていません。テスト週間などは図書館の自習スペースは奪い合いになり、席が確保できない時が多々あります。こんな時には美術館や博物館が穴場となって良い自習場所になるかもしれません。ただ、このような場所では大きな荷物や飲食の持ち込みが制限されていることもあるので、事前にチェックしておく必要はあると思います。

 

⑤ コワーキングスペース

コワーキングスペースはリモートワークが広まった以降に話題になった場所でしょうか。ここはもう、集中力を高めたい時の聖地だと思います。Wi-Fiや電源、プリンターなど、必要な設備が整っている上に、ある程度静かで落ち着いた空間が提供されています。また、大騒ぎは厳禁ですが話し合いができる場所でもあります。友達と一緒に自習をしたい場合や、アイデア出しをする場合はもってこいの場所に違いないです。図書館や博物館などの公共施設では、他の人の迷惑にならないように私語は慎まないといけませんが、ここでは話し合いが認められています。また、自習だけに限らず、声を出すタイプのオンライン授業を受ける場所がない人にもオススメかもしれません。ただ、利用料金がかかるのと、一人で勉強するのが好きな人にとっては、他の人の存在が気になってしまうのが欠点かもしれません。しかしその分、設備や環境は抜群です。まだ利用したことがない人は、一度使ってみるといいと思います!

 

⑥ 名古屋大学内の自習スポット

実は名古屋大学の中にも、さまざまな自習スポットがあります。東山キャンパスの中央図書館は非常に広いスペースがあり、各階に自習ができる机があります。さらに研究個室という個室で自習ができる場所も完備されています。完全無料で何時間でも利用可能なので、コストパフォーマンスも最強ですね!また、大学の授業の無い空き教室も自習用に解放されている場合があります。鍵がしまっていて入れない場合を除いて、自由に自習に利用できるので、ホームページなどで空き状況を確認して利用しましょう。新入生のみなさんは、他にどんなところが大学内で勉強に適しているのかを探検してみるのも、一つの楽しみになるかもしれませんね!

 

<自習する際の注意点>
それでは引き続き、自習する際はどんなことに気を付ければいいのかという話題に移っていきましょう。

 

① 自習の環境を整えよう

今まで様々な場所をお伝えしてきましたが、結局、自宅でも図書館でもカフェでも、自分が集中できる環境を見つけることが一番大切になってきます。例えば私の場合、家だとどうしてもリラックスしすぎちゃって勉強モードに入れないことがあります。そんな時は、図書館の静かな雰囲気に飲まれにいきます。周りが勉強している環境に身を置くと、なぜだか自然と自分も頑張るという気持ちになれるので、私には合っていたんですよね。みなさんも色んな場所で勉強して、自分に合った場所を見つけてみてください!

 

② 目標を明確に設定しよう

目標を立てることは本当に大事だと思います。大学受験とは違って大学の勉強は結構任意ですることがあり、何を学べばいいかとか、どこまでやればいいかがわかりづらいものです。適当に自習をすると、「今日はダラダラと時間だけが過ぎてしまった……」なんて憂鬱になってしまうかもしれません。なので、勉強を始める前に、「今日はこの範囲を終わらせる」とか「この問題集の半分を解く」といった具体的な目標を立てることが大事です。私が資格勉強をする際は、勉強の予定をノートに書き出して、それを達成することを日々の小さな目標にしています。その積み重ねが大きな目標を達成することにつながるので、まずは小さな目標を立ててそれをこなしていくようにすると、上手くいきやすいです。

 

③ 適度に休憩を取ろう

集中して勉強することも大事ですが、休憩を取ることも同じくらい重要です。長時間同じ姿勢でいると体に負担がかかるし、頭も疲れてきます。高校まではあまり課題でパソコンに触れる機会は無かったと思いますが、大学だとパソコンを使うことが結構あります。慣れないパソコン作業って最初はものすごく疲れます。肩が凝って、目が痛くて頭もなんか重くなって、と身体に支障をきたしてはいけません。慣れていない最初こそ多めに、長めに休憩を取りましょう。私は、ゆっくりとしたペースで作業したい時は、45分勉強したら15分休憩する、という方法を取り入れていて、このリズムで勉強すると、ずっと集中力を保てる気がします。休憩中は、目や顔をほぐす軽いストレッチをしたり、温かい飲み物を飲んだりしてリフレッシュすると、さらに休憩の効果が上がるはずです!効率悪く長時間自習をするよりも、テキパキと短時間で終わらせるコツを身につけましょう。

 

④ 勉強方法を革新しよう

大学生になると、高校生の時とは違う勉強方法が求められることが多いです。自分で情報を探したり、論文を読んだりする機会も増えるでしょう。教科書に載ってない内容を調べなければ解けない問題やレポートなんてザラにあります。私も最初は戸惑いましたが、先輩や先生にアドバイスをもらったり、効率的な勉強方法を模索したりするうちに、徐々に自分に合った方法を見つけられるようになりました。わからないことはわからないままにせずに、誰かに聞く、もしくはインターネットでも書籍でもいいからどうにかして調べることが大切です。疑問を一つでも残しておくと、一つの疑問から芋づる式に疑問が大量発生してしまう可能性があります。そうなってからだと全部理解するのに沢山の時間と労力がかかってしまってもったいないです。疑問は早めに潰して、なるべく常に理解の最先端にいるように努力しましょう。みなさんも、いろいろ試してみて自分に合った勉強方法を見つけてくださいね。

 

まとめ

今回はオススメの自習スポットと自習の注意点について述べてきました。これらの内容を参考に自分にしっくりくる場所と方法を確立しましょう。4月の段階でやり方を確定できると、この先の大学生活は安泰間違いなしです!早いうちに大学のリズムに慣れることができるように応援しています!拙い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。

Profile

所属:工学部化学生命工学科3年生

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校