はじめに
みなさんこんにちは!名古屋大学文学部1年の石橋です。12月に入り一気に朝晩の冷え込みが激しくなり、本格的な冬の足音が迫ってきました。私は静岡県の中でも特に雪が降らない地域の出身なので、雪が降る名古屋の冬を耐え過ごせるかとても不安です……。そして朝起きるのが苦手な私にとって冬は特に厳しく、1限に間に合うか常にヒヤヒヤしてます。
さて受験生のみなさんは共通テストや2次試験がすでに視程に入っていることと思います。もう受験から1年経とうとしているんだなと思うと、本当に時間が過ぎるのが早く感慨深いものがあります。みなさんはストレスや焦りで効率の悪い勉強になってしまってはいませんか?ぜひ今一度リラックスして勉強法を見直し、この冬を有意義なものにするべく体調管理や睡眠に十分気を遣って過ごしてほしいと思います!
今回は秋学期も半分が終わったので面白かった授業 秋学期編について書くことにしました。文学部では1年生のうちに2年生以降の専攻がどこになるか振り分けられ、私は希望通り日本史学に分属することができました。今学期は専門科目もいくつか履修でき、より興味のある分野の見識を深められたと思います。また秋学期はスケジュール的に春学期より履修できる授業数が少ないので、余裕を持って講義を受けられる点も特徴です。その代わり教員を目指す人向けに教職課程の科目が始まるため、それも取るとむしろ春学期よりも忙しくなる可能性も……私の友達も何人か取っていますが、多くが5限まで授業が入っていて大変そうだなと思っています。
全学教育科目「法学」
春学期は人文社会系基礎科目として経済学と日本国憲法を履修しましたが、今期は法学を履修しました。この授業は法学部の先生方によるオムニバス形式の授業で、憲法や民法、刑法、行政法、訴訟法、国際法など多岐に渡り、普段法学に関わる授業を受けていない自分にとってとても新鮮な授業です。元々法律に興味があったので受けてみましたが、世間でたびたび論争になっている話題が取り上げられて重要な点が理解できたので興味深いと思いました。実際法学は他のいろんな分野(文学部なら哲学や社会学、情報学部なら著作権法など)にも応用されていて、時事を理解する上でも欠かせないので法学部以外の人も学ぶ価値はあります!
専門科目「西洋史概論」
この授業は西洋史学専攻の人はもちろん、他の専攻の人も履修でき、西洋史のうち前近代までを扱っています。1限の授業だったので履修するか迷いましたが、世界史もかなり好きな分野ではあったので取ることにしました。高校で触れた内容以外にも多くの新しい知識が学べて興味深いです。特に印象に残っているのは先生が「教科書は最先端の研究より数十年遅れている」と言ったことです。講義を聞いていていくつも実際は違うということがあって驚きました。歴史は常に更新されうるものということを改めて学びました。
全学教育科目「バドミントン」
前期はアルティメットを取りましたが今期はバドミントンがあったので迷いなく選びました。私は球技が苦手でスポーツで唯一楽しめるのがバドミントンだったので、友達と試合をしたり初対面の人とダブルスを組んだりして楽しめました。バドミントンは縦横移動が多いので思いのほか足が筋肉痛になって大変ですが、ラリーが続いた時はとても爽快感があるスポーツだと思います。今回も山の上体育館だったのが難点ですが、2年生以降は基本体育はないので、スポーツに触れられる貴重な機会としてぜひ履修することをおすすめします!
専門科目「異文化理解」
この授業は半期だけの授業で文学部の人なら大抵履修すると思います。歴史学や考古学、文化人類学などの分野の先生が、オムニバス形式で授業をして様々な異文化(単に外国だけでなく日本国内でも古代や中世の文化)について学ぶものです。全く馴染みのない人々の習慣や所作について色んな視点から話をしてくださるので、より自分の視野が広がった気がして興味深い授業です。半期だけなので1単位ですが聞いてみる価値はあると思います!
専門科目「日本史概論」
日本史専攻なのでもちろん履修しましたが他分野の人でも受けられます。今年は近世担当の先生がいませんでしたが古代・中世・近代どの授業も新しい発見づくしでこれまでの認識が随分変わりました。中世の授業では資料読解を中心に進みましたが、これまで本格的な資料を読み取る機会があまりなかったので、2年生以降の演習などにも活かせそうだなと感じました。近代の授業は先生が愉快な感じでとても分かりやすく解説していただけます。概論なのでそこまで専門的な話はないですが、一通り日本史をおさらいできるので受けることをお勧めします!
終わりに
みなさんどうでしたか?1年生もあっという間に過ぎ去り1月を超えればもう春休みかと思うと大学生活って案外すぐ終わってしまうんだなと痛感しています。2年生以降の授業はより専門性の高いものが増えていくので、自分の興味を突き詰められる履修をしたいと思いました。受験生のみなさんの入学後履修の手助けになれれば幸いです。それではご精読ありがとうございました。
Profile
所属:文学部1年生
出身地:静岡県
出身校:飛鳥未来きずな高等学校