2025.04.08
- 大学生活全般
授業の合間「空きコマ」活用法!
はじめに
みなさん、こんにちは!大学院創薬科学研究科 修士1年の小林です。履修登録も終わり、新生活が本格的にスタートしてきましたね。新しい友達ができたり、キャンパスの広さにびっくりしたり、慣れない授業に少し緊張したりと、いろんな感情が入り混じる季節だと思います。
そんな中で、多くの新入生がちょっと戸惑うのが、「空きコマ、どう過ごせばいいの?」という問題じゃないでしょうか。
高校時代は1限〜6限まで授業が詰まっていて、空白の時間なんてなかったのに、大学に入ったとたん「この2時間、ぽっかり空いた…どうしよう?」みたいなことが普通に起こります。今回はこの空きコマの活用法について、名大の先輩として伝授します!
① 空きコマって、なんでできるの?
「そもそも空きコマってなんであるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。答えはシンプルで、大学では自分で時間割を組むからです。
1限だけの日、2・4限だけの日、朝から夕方までビッチリ詰める日などなど、人によってまったく違います。選択科目が多く、授業の時間もばらけているからこそ、授業と授業の間にぽっかり“空白の時間”が生まれるんです。
私も気づいたら「火曜日、3限だけ空いてる…どうしよう」、「授業は2限と5限だけで、その間の午後がずっと空いてる!」なんてスケジュールになっていて、最初は困りました。でも何度か経験していくうちに、この空きコマこそ大学生ならではの自由時間だということに気づいたんです。それではその「自由時間」をどのように活用できるのか、様々なタイプの人に刺さるように以下で解説していきますね!
② 静かな場所で集中して自習・復習
空きコマを有効活用したい派にとって、やはり定番は勉強時間としての活用です。特に「1限終わって3限まで空いてる」みたいな場合、家に帰るには微妙だし、暇を持て余すよりは課題を少しでも進めておきたい――そんなときに便利なのが、学内の静かな場所です!
名古屋大学には図書館をはじめとして、集中できる学習環境が充実しています。中央図書館には個人ブース、グループワークスペースなどが整っていて、自分のスタイルに合わせて場所を選ぶことができます。
私自身、2限が終わって3限が空きコマのときには、中央図書館の奥の静かなスペースにノートPCを持ち込んで、レポートをコツコツ書いていました。誰も話さずに集中している空気感の中で、パチパチとタイピングする感覚がすごく心地よくて、むしろ家より捗ることも多かったです。
ある友人は、「空きコマがある日はファミマ(の近く)で課題を終わらせてから帰るって決めてる」と話していて、南部生協の近くのファミマ横でイヤホンをつけて黙々と作業しているそうです。人の声が少し聞こえる空間の方が、逆に集中できるというタイプの人も少なくないんですよね。
また、「ちょっと集中力が切れてきたな」と思ったときには、場所を変えてみるのもおすすめです。中央図書館のスタバにふらっと移動して、違う空間で少し課題に向き合うだけで、気分転換になりながら作業が進むという感覚、きっと味わえるはずです。
③ 学食・カフェでのんびり
「せっかく空いてるんだから、詰め込みすぎたくない!」というまったり派の人にとっては、空きコマはちょっとした“癒やしの時間”になります。勉強や移動で疲れた頭を一回リセットする時間にしている、という人も多いのではないでしょうか。
学食はリラックスにいい場所です!!空きコマの時間帯は混雑も落ち着くので、友達とゆっくり話すにはぴったりです。最近は「今日のおすすめ何?」と学食メニューで会話が始まって、そこから友達と予定外の長話になる……みたいなことも増えました。話すことで気持ちがほぐれて、「午後の授業、がんばるか」と思えることもあります。
また、外に出て本山駅周辺のカフェに行くのも良い過ごし方です。カフェチェーンはもちろん、おしゃれな個人経営のカフェもあって、気分転換にぴったりです。友人は「東山方面に歩いて、知らないカフェにふらっと入る日を月1でつくってる」なんて言っていて、それもまた大学生らしいなと思いました。
“なにもしない時間”に価値があるって、大学に入って初めて気づいた気がします。
詰め込むだけが大学生活じゃない。ぼーっとしてるときも、かけがえのない自分時間です。
④ 上級者はバイトや役所手続きも!
「空いてる時間はできるだけ生活に役立てたい」という実用派の人にとって、空きコマは“動ける時間”でもあります。
東山キャンパスの徒歩圏内にはいくつかのお店や便利スポットがあるため、2コマ空いているような日は、ちょっとした用事を済ませるチャンスです。実際、私の友人の中には、コンビニやカフェで“短時間バイト”のシフトを入れている人もいます。1〜2時間だけでも働ければ、週のトータル収入が地味に助かるんですよね。
また、意外と困るのが「大学生になったら急に増える行政手続き」です。奨学金の関係で市役所や郵便局に行く必要がありますが、営業時間が平日17時までだと結構ハードルが高いんですよね。そんなときに「空きコマ使って行けた!」ってなると、かなり助かります。
私自身も、奨学金関係で提出書類が必要だったとき、空きコマの間にキャンパス隣の郵便局までダッシュして間に合わせた経験があります。バタバタしたけど、あのとき“時間が空いていた”ことがほんとに救いでした。
空きコマの中に、勉強でも休憩でもなく、「生活を整える」時間を組み込んでおくと、大学生活全体が少しずつスムーズになる。そんな使い方も、すごくアリだと思います。
⑤ “ちょっとした冒険”してみる日もつくろう
空きコマが2つ続いて、3時間くらいまとまった時間ができた日。それってもう、“ちょっとした旅”ができちゃう時間です。
例えば、栄まで出てランチ→スタバでおしゃべり→戻って5限、みたいなコースは全然現実的です。私は1年生のとき、友達と「せっかく空いてるしボウリング行く?」という謎のノリで出かけたことがあります。笑 楽しかったし、ちょっとした非日常が思い出になりました。そんな「今日はちょっと違うことしてみよう」という時間が、大学生活をぐっと面白くしてくれます。「今日、〇〇してみようかな?」って考えるだけで、空きコマがワクワクに変わりますよ。
⑥ みんな最初は戸惑うからこそ、自分に合ったペースで
空きコマの使い方に「こうしなきゃ」はありません。最初は「なんか有効に使わなきゃ」と焦るかもしれません。でも大丈夫です。私も1年の春は、「何かしなきゃ」、「時間を無駄にしたくない」と無理に詰め込んで、かえって疲れてしまうこともありました。そんなとき、先輩が言ってくれたんです。「大学は、“暇”をどう楽しむかが勝負だよ。」この言葉が、本当に支えになりました。周りと比べなくていいし、SNSで充実して見える誰かと張り合わなくてもいい。自分にとって気持ちのいい過ごし方を、少しずつ探していけばいいんです。空きコマは、“自分のペース”をつくっていくための練習時間でもあります。
⑦ 今しかできないこと、今やっておこう
これは心から伝えたいメッセージなのですが、1年生のうちに、空きコマを全力で使ってほしい。ほんとうに、学年が上がった今だからそう思います。
3年生、4年生になると、空きコマが“あるようでない”状態になります。授業数は減るはずなのに、研究室の作業や就活、インターン、ゼミ、実験、卒論準備……気づけばスケジュール帳は細かい予定でびっしりになっていて、ポッカリとした空き時間なんて、いつの間にか消えていくんです。
私自身、3年生になって初めて「この空きコマ、自由時間のはずなのに、何もしたくないくらい疲れてる……」ってことが増えました。時間があっても、体力も気力もない。そうなると、1年生の頃の「暇を楽しむ余裕」がどれだけ貴重だったかを痛感します。
ある友人は、「1年の春は授業後にカフェとかカラオケとかしょっちゅう行ってたけど、今はその時間があっても、ただベッドで寝てるだけ」と言っていました。
それはそれで大事な時間ですが、「あのとき、もっと遊んでおけばよかったな」とどこか寂しそうな顔をしていたのを、今でも覚えています。
だから、今この瞬間に空きコマがある人は、ぜひ“自分にしかできない時間の使い方”を探してみてください。
予定を入れてもいいし、何もしなくてもいい。でも「この時間、確かにあったな」と後から思い出せるように、なにか小さな冒険をしてみてほしいです!
空きコマをどう使うかは、自分次第。そして大学生活は、その“自分次第”の積み重ねでできています。だからこそ、今しかできないことを、今のうちにやっておきましょう!
まとめ
今回は「空きコマの過ごし方」をテーマに、リアルな視点からお届けしました。何かしてもしなくてもいい。でも「どう過ごすかを自分で決める」ことが、大学生の特権であり、自由の始まりです。自分なりの空きコマの楽しみ方、ぜひ見つけてみてくださいね。新生活、応援しています!拙い文章ではございますが、最後までお読みいただきありがとうございました。
Profile
所属:創薬科学研究科博士前期課程1年生
出身地:愛知県
出身校:愛知県立岡崎高等学校