名大生ボイス

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大学生活全般

2026.06.01

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大学院入試に向けて早めに確認しておくべきこと

みなさん。こんにちは。大学院入試というと、まず専門科目や英語の試験勉強を思い浮かべる人が多いと思います。もちろん試験勉強は大切です。しかし、実際に進学を経験してみると、勉強を始める前に確認しておくべきことも多いと感じました。

 

また、大学院進学には、今いる大学や学部からそのまま進む内部進学だけでなく、別の大学や研究科を受験する外部受験という選択肢もあります。名古屋大学の大学院にも、名古屋大学の学生だけでなく、他大学から進学してくる学生がいます。つまり、大学院は現在の所属だけで進路が固定される場所ではなく、自分の関心に合わせて新しい環境を選び直せる機会でもあります。

 

一方で、外部受験を考える人にとっても、内部進学を考える人にとっても、早めに確認しておかないと後から困ることがあります。大学院入試は夏から秋に行われることも多いため、学部3年生の段階ではまだ先の話に見えるかもしれません。しかし、研究室見学、募集要項の確認、英語スコアや必要書類の準備、卒論研究との両立を考えると、思っているより早く動き始めた方が安全です。

 

今回は、大学院入試に向けて早めに確認しておくべきことを整理します。これから大学院進学を考える学部生や、将来的に大学院も選択肢に入れている高校生の方にとって、準備の見通しを持つきっかけになれば幸いです。

 

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院試準備は、試験勉強だけではない

大学院入試は、大学受験とは少し性質が違います。大学受験では、同じ大学や学部を受ける人が、ある程度共通した形式で試験を受けることが多いと思います。一方で大学院入試では、研究科や専攻によって、試験科目、出願時期、面接の有無、英語スコアの扱いなどが異なることがあります。

 

そのため、まず大切なのは、自分が受ける可能性のある研究科や専攻の情報を自分で確認することです。周りの人がこうしていたから大丈夫だろうと思っていると、自分の志望先では条件が違った、ということも起こり得ます。

 

最初は試験勉強のことばかり意識している人は周りを見渡しても結構多いです。しかし実際には、試験日程や出願書類、研究室との関係など、早めに見ておかないと判断しにくい情報がいくつもありました。試験勉強に集中するためにも、その前提となる情報整理が重要だったと感じています。

 

 

研究室見学は、早めに動いておくと考えやすい

大学院では、研究室で過ごす時間がかなり長くなります。講義を受けるだけでなく、自分の研究テーマに取り組み、先生や先輩、同期と日々やり取りしながら研究を進めていきます。そのため、大学院を選ぶことは、これから研究生活を送る環境を選ぶことでもあります。

 

研究室のホームページを見れば、研究テーマや論文、所属メンバーなどはある程度分かります。しかし、研究の進め方、先生との距離感、学生同士の雰囲気、普段の生活リズムなどは、画面上の情報だけでは分かりにくい部分があります。実際に見学をして話を聞くことで、自分がその場所で研究する姿を少し具体的に想像できるようになります。

 

特に、試験直前になってから研究室を調べ始めると、考える時間が足りなくなることがあります。気になる研究室がある場合は、早めに情報を集め、可能であれば見学や相談の機会を持つ方がよいと思います。

 

 

試験日程と出願時期は、自分で確認する必要がある

大学院入試で特に注意したいのが、試験そのものより前にある出願手続きです。試験日だけを見ていると、出願期間や書類提出の締切を見落とすことがあります。募集要項には、出願期間、試験日、試験科目、提出書類、英語スコアの扱いなど、受験に必要な情報がまとめられています。

 

ここで大切なのは、必ず最新の募集要項を確認することです。過去の情報や先輩から聞いた話は参考になりますが、年度によって内容が変わる可能性があります。特に外部受験を考えている場合や、現在の学部とは異なる研究科を受ける場合は、自分の思い込みだけで進めない方が安全です。内部進学でそのままの研究科で進学する際は研究室のサポートや先輩から話を聞けますが外部進学で大学が変わったり、研究科が変わる場合は自分で調べて、こなさなければいけません。早めに動きましょう。

 

必要な情報を一度に理解しようとすると少し負担に感じるかもしれません。そのため、まずは試験日、出願期間、必要書類、英語スコアの有無だけを確認するようにしましょう!

 

 

単位取得と卒論研究も、院試準備と切り離せない

大学院入試を意識し始めると、どうしても試験勉強や研究室選びに気持ちが向きやすくなります。しかし、大学院に進学する前提として、まず学部を卒業する必要があります。授業の単位や卒業要件を満たせていなければ、どれだけ院試の準備をしていても進学にはつながりません。

 

特に学部3年生や4年生になると、専門科目、実習、卒論研究、就職活動や進学準備などが重なりやすくなります。院試に集中するためにも、今の単位状況や卒業要件を早めに確認しておくことは重要です。これは地味な作業ですが、後から慌てないための土台になります。

 

また、卒論研究や今いる研究室での活動も、院試準備と無関係ではありません。たとえ別の研究室や別の研究科への進学を考えている場合でも、今取り組んでいる研究を通して、自分が何に興味を持ち、どのような進め方が合っているのかを考えることができます。その経験は、志望理由や面接で自分の言葉として話す材料にもなります。

 

 

まず一週間でできること

大学院入試の準備というと、大きな計画を立てなければならないように感じるかもしれません。しかし、最初から完璧な計画を作る必要はありません。まずは一週間の中で、少しだけ情報を整理するところから始めれば十分だと思います。

 

たとえば、気になる研究科や専攻の募集要項を開いて、試験日と出願期間を確認してみる。気になる研究室を一つか二つ調べて、研究テーマや先生の名前をメモしてみる。今期の単位状況や卒業要件を確認し、院試準備と重なりそうな時期を見ておく。研究室見学をするなら、何を知りたいのかを短く書き出しておく。

 

この程度でも、何も分からない状態からはかなり前に進みます。情報を少しずつ集め、自分の関心や不安を書き出していくことで、次に何をすればよいかが見えやすくなります。

 

 

おわりに

大学院入試は、試験勉強だけで決まるものではありません。研究室見学、募集要項の確認、単位取得、卒論研究との両立など、早めに意識しておくことで後から慌てにくくなる準備がいくつもあります。

 

また、大学院進学は、内部進学だけでなく外部受験も含めて、自分の学びたい分野や研究したいテーマを見つめ直す機会でもあります。現在の所属にとらわれすぎず、自分がどのような環境で研究したいのかを考えることには、大きな意味があると思います。

 

さらに大学院進学は、試験に合格することだけでなく、その先でどのように学び、研究していくかを考える機会でもあります。焦らず、しかし後回しにしすぎず、自分に合った準備の仕方を少しずつ見つけていってください。

 

Profile

所属:創薬科学研究科 修士2年

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校