名大生ボイス

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大学生活全般

2026.06.25

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大学院入試の院試免除や推薦制度とは

みなさん、こんにちは。大学院進学を考えるとき、多くの人はまず院試勉強をどう進めるかを考えると思います。専門科目をいつから復習するか、英語のスコアをどう準備するか、過去問を何年分解くか。どれも大切な準備です。

 

一方で、内部進学を考えている人には、勉強を始める前に一度確認してほしいことがあります。それが、院試免除、筆記試験免除、推薦制度のような制度です。

この記事では、外部から名古屋大学の大学院を受ける場合ではなく、名古屋大学の学部から大学院へ進学する内部生を主な読者として想定します。ただし、制度の内容は研究科、専攻、年度によって変わります。そのため、ここでは特定の条件なら必ず免除される、という書き方はしません。大事なのは、自分の進路でその制度があるのかを早めに確認することです。

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内部進学でも進む先によって条件は変わる

内部進学といっても、全員が同じ扱いになるわけではありません。たとえば、工学部から工学研究科へ進学する場合のように、学部と大学院の分野が連続している進路では、一部の専攻で筆記試験免除のような制度が用意されていることがあります。

 

一方で、同じ名古屋大学の内部生であっても、工学部から数理科学研究科へ進むように、学部とは異なる研究科へ進学する場合には、同じ制度が使えるとは限りません。内部生だから大丈夫だろう、と考えるのではなく、自分がどの研究科、どの専攻を受けるのかを基準に確認する必要があります。

ここで確認すべきなのは、大学全体の入試ページだけではありません。志望する研究科の募集要項、専攻ごとの案内、入試説明会の資料、出願様式などを見ます。特に、対象者、成績要件、必要書類、面接の有無、免除される範囲は重要です。筆記試験がすべて免除されるのか、一部だけなのか、書類選考後に面接があるのかによって、準備の仕方は変わります。

 

 

GPAは後から効いてくる

院試免除や推薦制度を考えるうえで、成績は大きな意味を持つことがあります。名古屋大学では学部学生を対象にGPA制度があり、授業の成績が数値として表れます。もちろん、GPAだけで大学生活の価値が決まるわけではありません。しかし、大学の中では、成績が後から効いてくる場面が思ったより多くあります。

 

たとえば、研究室配属、奨学金、大学院進学時の制度利用などです。すべてがGPAだけで決まるわけではありませんが、成績がよいことで選択肢が増える場面はあります。学部1、2年生のときは、まだ大学院進学を具体的に考えていない人も多いと思います。それでも、日々の授業を大切にしておくことは、数年後の自分の進路を助ける可能性があります。

私自身、学部の成績はその場限りのものではないと感じています。試験が終われば忘れてよい知識もありますが、基礎科目の理解や、課題をきちんと出す習慣は、研究室に入ってからも残ります。院試免除のような制度を使えるかどうかに加えて、学部で積み上げた学びそのものが、研究生活の土台になります。

 

 

院試免除のメリットは時間を研究に使えること

院試免除の大きなメリットは、院試勉強に使うはずだった時間を、研究や卒業研究に回せることです。院試を受ける場合、多くの人は一定期間、専門科目の復習や過去問演習に時間を使います。研究室によっては、院試休みとして、1か月ほど研究を止めて勉強に集中する期間がある場合もあります。

 

もちろん、院試勉強は意味のある時間です。学部で学んだ内容を整理し直す機会になりますし、自分の理解が曖昧だった部分にも気づけます。しかし、免除制度を使える場合は、その期間を研究に使える可能性があります。

私の周りにも、院試免除を利用したことで、他の学生より早く研究を進められた人がいました。早く実験や解析に入れたことで、結果の確認や次の検討に時間を使いやすくなり、結果として学会発表や就職活動で話せる経験につながったように見えました。これは、内部進学を考える学生にとって、かなり大きな利点だと思います。

 

 

デメリットも少しだけ考えておく

院試免除には大きなデメリットは少ないと思います。ただし、あえて挙げるなら、院試勉強を通じた総復習の機会が少なくなることです。院試を受ける人は、専門科目を短期間でかなり集中的に見直します。その過程で、自分が理解できていなかった部分に気づくこともあります。

免除されると、その強制的な復習の機会は減ります。そのため、基礎に不安がある人は、院試免除が決まったとしても、研究に必要な範囲だけは自分で復習しておくとよいと思います。特に、研究テーマに関係する科目や、研究室でよく使う考え方は、早めに確認しておくと後で困りにくくなります。

 

ただ、院試免除を受けられる人は、基本的には学部の成績を一定以上積み上げてきた人である場合が多いはずです。その意味では、過度に心配しすぎる必要はありません。大切なのは、免除されたから何もしないのではなく、浮いた時間を研究、文献調査、基礎の確認にどう使うかです。

 

 

早めに調べるだけで準備の仕方が変わる

院試免除や推薦制度は、知っているかどうかで行動が変わる制度です。制度の対象になりそうなら、必要書類や面接準備を早めに始められます。対象外だと分かれば、通常の院試勉強に迷わず時間を使えます。どちらにしても、早く確認して損はありません。

 

まずは、自分が進学したい研究科と専攻の募集要項を開いてみてください。そして、筆記試験免除や推薦に関する記載があるかを確認します。分からなければ、研究室の先輩、指導教員、教務担当に聞いてみるとよいと思います。ただし、最終的には必ず公式資料で確認してください。制度は年度によって変わる可能性があるためです。

 

 

おわりに

内部進学を考えるとき、院試勉強を頑張ることは大切です。しかし、その前に制度を確認することも同じくらい大切です。院試免除や推薦制度が使えるかどうかは、研究科、専攻、年度、成績、必要書類などによって変わります。だからこそ、自分の進路に関係する情報を早めに見に行く必要があります。

 

また、こうした制度を考えると、日頃の成績を大切にする意味も見えてきます。GPAは目の前の単位取得だけではなく、研究室配属、奨学金、大学院進学など、後の選択肢に関わることがあります。将来の自分のために、今の授業や課題を丁寧に積み重ねておくことは、決して無駄ではありません。

まずは、志望する研究科の募集要項を一度開いてみてください。制度を知ることは、不安を減らし、自分に合った準備を始めるための第一歩になるはずです!

 

Profile

所属:創薬科学研究科 修士2年

出身地:愛知県

出身校:愛知県立岡崎高等学校