2026.08.25
- 大学生活全般
理学部って何をしているの?
皆さんこんにちは、今回初めて、名大生ボイスの記事を書かせていただきます、理学部1年愛知県豊橋市出身、青山です。今回は私が所属している理学部についてお話ししようとおもいます。私が理学部について話すと、「理学部って何をしているの?」とよく聞かれます。実は、高校生のころ私自身も理学部について詳しく知っていたわけではありません。当時は「まだやりたいことが決まっていないから、幅広く学べそうな理系に進もう」と考え、先生に相談したところ理学部を勧められました。今回の記事で理学部について皆さんの理解が深まり興味を持っていただけたら幸いです。
ズバリ理学部とは?
理学部を一言で表してとAIに頼むと、自然界の法則や現象を解明し、学問の根本的な原理を追求する大学の学部と表現しました。私自身春学期の講義を通してこの言葉はよく理学部を表現していると思います。自然界の法則や現象の裏にはきれいな数式が隠れていることが多々あります。春学期はそんな基礎的な数式について各教科で学んでいきました。
また、学問の根本的な原理を追求するというところでは、高校生の時にうまく説明がつかず、暗記していたところや当時何も考えなかった定義の穴や言葉の不確定さを追究し、根本的な原理について詳しく考えられたのたのではないかと思います。まだ1年なので理学部としての基礎的な知識を身に着け、頭の使い方を学習しているような段階です。
理学部の4年間
名大理学部の大きな特徴は1年終了時に、希望や成績などによって各学科(数理、物理、化学、生命、地学)への配属が決まるということです。大学のホームページによるとこの制度は総合的な視座から研究や社会をリードできる人材を育成しようとする考えに基づいています。
私はとても大きな魅力であると思います。大学1年時に各学科の大まかな展望を知ることができ、自分に本当に向いているものを探すことができます。研究室に配属され、何年間も学びを続ける上で相性はとても大切です。また、高校の時とは各科目の感触が異なることもあるので、この1年の猶予は大変価値のあるものだと考えます。私は大学の数学が思っていたものと違いました。ほかにも、分野融合の研究も多く存在し、幅広い教養を身に着けておくことが大変役に立つと述べられた教授もおりました。
ということで簡単に理学部の4年間をまとめると、1年で基礎を学びながら学科を選んでいく。2,3年で各学科に分かれてそれぞれの基礎的なことから専門的なことの学習を進める。先輩の話によると3年では実験が中心になるそう。4年で研究室配属、その後8割以上の人が大学院に進学するという形です。
工学部とは何が違うの?
これは多くの人が一度は持ったことがある疑問だと思います。どちらも理系の学部で研究をしているイメージがあります。ある教授は、理学部は0から1を作る学部、工学部は1から100を作る学部だと表現をされました。また、ある教授は、理学部はwhyの学部、工学部はhowの学部だと表現をされました。
これらを踏まえた私の考えをまとめると、理学部は基礎研究を通じて、まだ誰も知らない原理などを生み出す学部で、工学部はすでに発見された原理を組み合わせて用いるなどして、社会に実用的なものを生み出す学部であると考えます。大まかにとらえるとするならばこのような形ですが、理学部でも実用的な技術は生み出すし、工学部でも基礎研究は行うので、正直完ぺきな分類ではないと思います。
最後に
高校時代の物理の先生から、こんな話を聞きました。電磁誘導を発見したことで知られるファラデーの話です。電磁誘導とは、磁石を動かすことで金属に電流が流れる現象です。この発見を発表した当時、「そんな研究が何の役に立つのか」と問われたそうです。それに対してファラデーは、「生まれたばかりの赤ちゃんが将来どのように活躍するか分かりますか」と答えたといいます。その後、電磁誘導は発電機をはじめ、現在ではスマートフォンのワイヤレス充電やICカードの改札など、私たちの生活を支えるさまざまな技術に応用されています。
このように、理学部で行う基礎研究はすぐに役立つとは限りません。しかし、その研究が将来、社会を大きく変える技術につながる可能性を秘めています。私は、そうした未知の可能性を追究できることこそ、理学部の大きな魅力だと感じています。今回の記事でみなさんが理学部について理解を深め興味を持っていただけたら嬉しいです。最後までありがとうございました。
Profile
所属:理学部1年
出身地:愛知県
出身校:愛知県立豊橋東高等学校