名大生ボイス

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大学生活全般

2026.10.01

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研究室ってどう選ぶ? 理系学生が見ておきたい研究テーマ以外のポイント

こんにちは。今回は、理学部物理学科の学生が大学4年生から所属する研究室をどう選び、どのように配属が決まるのかについて紹介します。研究室配属は、それまで授業を中心に学んできた学生が、自分の興味に合わせて本格的な研究を始める大きな節目の一つです。

 

なお、今回紹介するのは学部4年生から所属する研究室の選び方で、大学院入試や大学院での研究室選びとは別の話です。

 

1.研究室選びはいつ始まる?

名古屋大学理学部物理学科では、3年生の秋ごろから研究室選びが本格的に始まります。私のときは10月から11月にかけて、各研究室で見学会が開かれました。研究内容の説明を聞き、実際の研究室を見て、先生や先輩に質問しながら、自分がどこで研究したいかを考えていきます。

 

ただし、研究室選びを始める時期は人によって違います。私の周りには、2年生の頃から興味のある先生に自分で連絡を取り、個人的に研究室を見学していた友人もいました。気になる分野が早い段階で見つかっているなら、見学会の時期まで待たずに動いてみるのも一つの方法だと思います。

 

私は理論天文学より観測天文学に興味があったため、候補は3つほどに絞っていました。その中で、研究テーマや研究室が持っている設備、実際の研究の進め方などを比較しました。

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2.何を基準に選んだのか

最終的に現在の研究室を選んだ理由は、星がどのように生まれるかという星形成の研究に興味があったこと、電波を使った観測天文学に取り組めること、そして観測データの解析だけでなく、観測装置の開発にも関われることでした。

 

研究室見学では、研究テーマだけでなく、どのような望遠鏡や装置を使っているのかも意識して見ました。同じ天文学でも、理論を中心に研究する研究室もあれば、観測を中心にする研究室、装置開発まで自分たちで行う研究室もあります。名前だけを見ると似ている研究室でも、実際にやっていることはかなり違います。

 

また、最終的な決め手の一つになったのが研究室の雰囲気でした。研究室に入ると、そこで数年間を過ごすことになります。研究テーマに興味があることはもちろん大切ですが、先生や先輩と話しやすそうか、自分がその環境で研究を続けられそうかという感覚も重要だと思います。

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3.希望調査と配属の流れ

研究室配属では、いきなり最終希望を提出するわけではありません。私のときは、10月中旬と12月上旬に希望調査の途中結果が公表されました。どの研究室に何人くらい希望者がいるのかを確認できるため、自分の希望先が定員に対してどの程度混んでいるのかを知ることができます。

 

人気の研究室はありますが、毎年同じ研究室だけに希望が集中するわけではありません。その年の学生の興味によって、人数があふれる研究室はかなり変わります。

 

最終的な希望調査の締め切りは12月中旬でした。少し独特なのが、締め切り直前の30分間です。この時間は、どの研究室に何人が希望を出しているかがzoomでリアルタイムに共有され、それを見ながら希望を変更することもできました。

 

第一希望を貫くのか、定員状況を見て別の研究室に変更するのか。最後まで悩む人もいます。研究室選びの中でも、かなり緊張感のある時間でした。

 

 

4.定員を超えたらどうなる?

締め切り時点で希望者数が研究室の定員以内であれば、その研究室への配属が確定します。一方、私の年は6つほどの研究室で定員を超える希望があり、私が希望していた研究室もその一つでした。

 

該当する学生は12月下旬に集まり、まず話し合いを行いました。ただ、当然ながら全員が第一希望の研究室に行きたいと思っているため、話し合いだけで簡単に決まるものではありませんでした。

 

最終的には、その場で研究室の教授との個別面談を受けました。時間は一人10~15分ほどで、なぜその研究室を志望するのか、これまで努力してきたことや興味を持って取り組んでいること、これまでのGPAなどについて聞かれました。努力してきたことは、物理や研究に直接関係する内容でなくても構わないという形式でした。

 

私は後日、第一希望だった現在の研究室への配属が決まったという連絡を受けました。

 

 

5.実際に入ってから分かったこと

研究室に所属してから感じたのは、研究テーマ以外の要素も思っていた以上に大切だということです。

 

先生との距離感、先輩との関係、ミーティングの頻度、研究の自由度、装置開発にどの程度関わるのか、普段どのくらい忙しいのか。こうした点は、研究室のウェブサイトだけではなかなか分かりません。

 

例えば、同じ研究分野でも、先生と頻繁に相談しながら進める研究室もあれば、学生自身の裁量が大きい研究室もあります。また、研究室によって日々の過ごし方や雰囲気もかなり異なります。

 

だからこそ、研究室見学では「どんな研究をしていますか」だけでなく、先輩に普段の生活や研究の進め方について聞いてみることをおすすめします。実際の研究室を見て、先生や学生と話してみることで初めて分かることは多いです。

 

 

最後に

研究室選びでは、まず自分が何に興味を持っているのかを考えることが大切です。ただ、それだけで決める必要はありません。研究テーマ、設備、先生や先輩との距離感、研究室の雰囲気など、実際に数年間過ごす環境として見ることも重要です。

 

私自身、高校生の頃は「天文学を研究したい」という興味から名古屋大学を選びましたが、大学に入って研究室を選ぶ段階では、その興味をどのような方法で研究したいのか、どのような環境で研究したいのかまで考えるようになりました。

 

研究室配属は、大学に入ってから初めて自分の専門を本格的に選ぶ機会の一つです。まだ具体的な研究テーマが決まっていなくても、まずは実際に研究室へ足を運び、先生や先輩の話を聞いてみてください。見学を重ねるうちに、自分が面白いと思える研究や、自分に合いそうな環境が少しずつ見えてくると思います。

 

Profile

所属:理学研究科 理学専攻 物理科学領域 修士1年

出身地:岐阜県

出身校:岐阜県立大垣北高等学校