名大生ボイス

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大学生活全般

2026.10.22

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大学院生ってどんな生活?学部生との違いを紹介

大学院生と聞くと、研究室にこもって一日中研究しているようなイメージを持つ人もいるかもしれません。私自身も、大学院に進学する前は、学部生との生活の違いをはっきり想像できていたわけではありません。実際に大学院生になってみて感じたのは、生活の中心が授業から研究へ変わり、自分で考えたり、自分で時間の使い方を決めたりする場面が一気に増えたことです。今回は、大学院生になって変わったことや、実際の一週間の過ごし方について紹介します。

 

なお、大学院での過ごし方は、研究分野や研究室によってかなり違います。今回は、私自身の大学院生活を一つの例として読んでもらえたらと思います 。

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授業中心から研究中心へ

学部生の頃は、授業を受けて専門知識を身につける時間が生活の中心でした。授業では新しい知識を学び、その内容について考えたり、レポートや感想を書いたりすることが多かったです。もちろん自分で考える場面もありましたが、基本的には授業の中で与えられたテーマや課題に沿って学ぶことが多かったように思います。

 

大学院生になると、生活の中心は研究へと変わりました。研究では、自分がどんな目的を持って何を明らかにしたいのか、そのためにどのような方法を使うのかを考える必要があります。私の場合はデータを使った研究をしているため、どのような解析をするのか、結果をどう解釈するのかなど、自分で考えて進める場面が増えました。

 

学部生の頃はインプットが中心だったのに対して、大学院ではインプットとアウトプットが一緒になっている感覚があります。論文を読んで新しい知識を得るだけではなく、その知識を使って自分の研究にどうつなげるのかを考えます。自分の考えを研究という形にしていくため、学んだことをそのまま覚えるだけではなく、どう使うかまで考える必要があります。

 

その分、自分らしさを出せるところも大学院の面白さだと思います。同じ研究テーマでも、どこに注目するのか、どんな方法で調べるのかによって進め方は変わります。自分の考えが研究の方向に反映されるため、学部生の授業とは違った面白さがあります。

 

 

自分で決める時間が増えた

もう一つ大きく変わったのは、自分で時間の使い方を決める場面が増えたことです。学部生の頃は、授業の時間割が生活の軸になっていました。何曜日の何時から授業があるかが決まっていて、その間に課題やアルバイト、友人との予定を入れていくイメージでした。

 

大学院では、研究室によってコアタイムが決められている場合もありますが、私の場合は比較的自由に研究室へ行く時間を決めています。午前中から研究を進める日もあれば、別の予定を済ませてから研究室に行く日もあります。アルバイトや自分の予定が入った日は、その分別の日に長く研究したり、夜まで作業したりすることもあります。

 

自由に見える一方で、何もしなければ研究は進みません。自分で決められるからこそ、自分で管理する必要があります。この一週間は予定が多いから研究を少し軽めにして、次の週にしっかり進めようと考えることもあります。逆に、学会発表や研究の締め切りが近い時期には、普段より研究に時間を使うこともあります。

 

大まかな研究の方向性や今後の予定は先生と相談しながら決めますが、日々どのくらい進めるのかは自分で調整しています。大学院に入ってからは、自由な時間が増えたというより、自分で決める責任が増えたという感覚の方が近いです。

 

 

実際の一週間はどんな感じ?

私の研究室では、週に一回ゼミがあります。ゼミでは自分の研究の進捗を報告したり、論文について話し合ったりします。自分一人で研究を進めていると気づかなかったことを先生や研究室のメンバーから指摘してもらえるため、研究を進めるうえで大切な時間です。

 

授業は学期によって変わりますが、週に一コマから三コマ程度です。学部生の頃と比べると授業の数はかなり少なく、その分、授業がない時間の多くを研究に使っています。そのため、一週間の時間割が毎週ほぼ同じになるわけではありません。授業やゼミ以外は、自分の研究の進み具合やその週の予定に合わせて調整します。今週は予定が多いから少し余裕を持たせよう、来週は解析を進めるために研究時間を多めに取ろう、といったように、自分で一週間を組み立てています。

 

例えば、午前中に授業がある日は、そのまま研究室に行って午後から研究を進めることもあります。一方で、アルバイトや別の予定がある日は研究時間を短くして、その前後の日に少し長く研究することもあります。毎日同じ時間に同じことをする生活ではないからこそ、その週に何を優先するのかを考えるようになりました。予定を自由に組めることは楽な面もありますが、自分で進捗を確認して調整する力も必要だと感じています。

 

 

大学院は自分で考える時間が増える場所

大学院生になって一番感じているのは、自分で考え、自分で決めることが増えたことです。研究内容について考えることもそうですし、一日の過ごし方や一週間のスケジュールを考えることも自分で行います。

 

自由度が高い分、自己管理は必要になりますが、その分、自分の興味のあることに時間を使ったり、自分なりの進め方で研究に向き合ったりできるのは大学院生活の魅力だと思います。

 

高校生の皆さんにとって大学院はまだ先の進路かもしれませんが、大学のその先には、授業で学ぶだけではなく、自分で問いを考え、それを研究していく学び方もあります。大学に入って興味のある分野が見つかったとき、その分野をさらに深く学びたいと思ったら、大学院という選択肢を思い出してもらえたらと思います。

 

 

Profile

所属:医学系研究科 修士1年

出身地:愛知県

出身校:愛知高等学校