2026.11.06
- 大学生活全般
アルバイトだけじゃない? 大学生の長期インターンという働き方
こんにちは。大学生になると、授業やサークルと並んで「アルバイトを始めよう」と考える人も多いと思います。飲食店や塾、コンビニなど、大学生が働く場所にはさまざまな選択肢がありますが、その一つとして「長期インターン」という働き方があります。
私は大学生になってから、報道に関わる企業で長期インターンを続けています。大学では理系の分野を学んでいるため、研究内容とはまったく異なる仕事です。それでも、アルバイトとは少し違った経験ができ、大学生活の中でやってみてよかったことの一つだと感じています。今回は、実際に働いて感じた長期インターンの特徴や、アルバイトとの違いについて紹介します。
長期インターンって何?
「インターン」と聞くと、就職活動で参加する1日や数日間の仕事体験をイメージする人も多いかもしれません。一方、長期インターンは、数か月から数年間にわたって企業の一員として継続的に働くものです。
会社説明を聞いたりグループワークをしたりするだけではなく、実際の業務に関わる場合が多く、勤務時間に応じて給与が支払われるものもあります。そのため、私はアルバイトに近い形で働きながら、企業の仕事も経験できる選択肢の一つだと考えています。
もちろん、仕事内容や勤務形態、給与などは企業によって大きく異なります。応募する際には、自分の大学生活と両立できるかを確認することが大切です。
私が長期インターンを始めた理由
私が現在の長期インターンに応募した理由は、大きく二つありました。
一つは、旅行や地図を見ることが好きで、地域や交通、災害など、各地で起きる出来事に以前から興味を持っていたことです。もう一つは、普段何気なく見ているニュースが、どのように情報を集め、確認し、私たちのもとへ届けられているのかを知りたいと思ったことでした。
大学ではまったく異なる分野を学んでいましたが、むしろ普段の学生生活ではなかなか接することのない世界を知る機会になると思い、応募しました。
長期インターンでは、必ずしも大学で学んでいることと直接関係する仕事を選ぶ必要はありません。興味のある業界に飛び込んだり、これまで知らなかった分野を経験したりできることも魅力の一つだと思います。
責任のある仕事を経験できる
私の仕事では、災害や事故などに関する情報を確認し、その内容を整理してニュースとして届けるための業務に携わっています。
報道の仕事では、できるだけ早く情報を届けることが大切ですが、速さだけでなく、その情報が正しいかを確かめることも欠かせません。特に状況が次々と変化する場面では、限られた時間の中で「何を先に確認するべきか」「どの情報を重視するべきか」を考えながら対応します。
始めた頃は判断に迷うことも多くありましたが、経験を重ねる中で、集まった情報を整理し、優先順位をつけながら動くことに少しずつ慣れていきました。
また、大きな地震や水害などが発生したときには、短時間で多くの情報が集まります。そのような場面では、メンバー同士で状況を共有し、役割を分担しながら対応します。自分たちが確認した情報の先には、それを必要としている人がいるため、一つひとつの判断に責任を感じる一方、自分の仕事が誰かの役に立っていると実感することもあります。
長期インターンでは、学生であっても企業の実務の一部を担い、社会に出てから行うような仕事を経験できる場合があります。これは大きな魅力だと感じています。
チームで働く経験ができる
長期インターンをしてよかったと感じるもう一つの点は、チームで仕事をする経験ができたことです。
大学の授業では、自分で勉強したりレポートを書いたりと、個人で完結する場面も少なくありません。一方、仕事では、自分だけが正しく作業できればよいわけではありません。ほかのメンバーと情報を共有し、分からないことを相談しながら進める必要があります。
慣れてくると、新しいメンバーを支えたり、仕事をより進めやすくする方法を考えたりする機会もありました。自分の担当だけを見るのではなく、チーム全体を見ながら動くことの大切さも学びました。
こうした経験は就職活動でも役立ちました。「チームの中で自分がどう動いたか」「問題が起きたときにどう考えたか」を、自分自身の経験として話せるからです。ただ、就職活動のためだけではなく、企業で人と一緒に働く経験そのものが大学の授業では得にくい学びになったと思います。
大学生活と両立しやすい場合もある
長期インターンというと、「授業や研究と両立できるの?」と思う人もいるかもしれません。私が働いている環境では、オンラインで勤務でき、シフトも比較的柔軟に組むことができます。そのため、授業がない時間や研究を終えた後など、自分の予定に合わせて働いています。
また、募集によっては一般的な学生アルバイトより時給が高いものもあります。責任のある仕事を経験しながら収入も得られることは、学生にとってメリットの一つだと思います。
一方で、勤務時間やリモート勤務の可否、給与などは企業によって異なります。一定以上の勤務時間を求められる場合もあるため、応募前に条件を確認することが重要です。
大変なこともある
もちろん、良いことばかりではありません。
企業の実際の業務に関わる以上、自分の判断や作業には責任が伴います。最初は分からないことも多く、周囲に質問しながら仕事を覚えていく必要があります。また、試験や研究が忙しい時期には、大学生活とのバランスを考える必要もあります。
そのため、「普通のアルバイトより長期インターンの方が良い」というわけではありません。自分が大学生活の中で何を経験したいのかや、どの程度時間を使えるのかを考えたうえで選ぶものだと思います。
最後に
大学生の働き方というと、まずアルバイトを思い浮かべる人が多いと思います。しかし、長期インターンも選択肢の一つです。
企業で実際の仕事に関わり、責任のある業務に挑戦できること、チームで働く経験ができること、大学では接することのない分野を知れることは、長期インターンならではの魅力だと感じています。
私自身、大学院では理系の研究をしていますが、まったく異なる報道の仕事を経験したことで、社会の出来事への興味が広がり、人と協力しながら仕事を進める経験も積むことができました。
大学に入ったら必ず長期インターンをする必要はありません。ただ、「アルバイト以外のこともやってみたい」「学生のうちに企業で働いてみたい」「少し珍しい経験をしてみたい」と思ったら、長期インターンを探してみるのも面白いと思います。大学生活には、授業やサークルだけではないさまざまな過ごし方があります。
Profile
所属:理学研究科 理学専攻 物理科学領域 修士1年
出身地:岐阜県
出身校:岐阜県立大垣北高等学校