名大生ボイス

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大学生活全般

2016.02.02

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大石くんからみた授業~英語編~

こんにちは、名古屋大学理学部の大石です。早いものでもうすぐ大学入試本番ですね。それが終われば代わって今まで高校二年生だった人が、受験期という山場に。みなさん受験勉強頑張らねば!ですよ。さて、僕も春休みが終われば2年生になっちゃうので、忘れないうちにこの1年間の授業の雰囲気をみなさんに伝えていこうと思います。全部言ってると長くなっちゃうので、とりあえず英語を。

 

ところでみなさん、大学で習う英語ってどんなイメージがありますか?僕がもっていたイメージは漠然としていますが、なんとなく"何かがらりと変わった授業"だと思っていました。とても高度なことをやるのか、はたまた日常英会話を勉強するのか、そのどっちかなんだろうなぁと。では実際に授業を受けてみてどうだったのか、これからその実態について書いていきますね。どうぞお付き合い下さい!

 

では最初に名大の英語学習のシステムから。

まず、4月の初め頃にTOEFL ITPとCriterionという英語のテストがあります。TOEFL ITPはリスニングとリーディングのテスト、Criterionはライティングの試験です。このテストによって前期の英語のクラス分けが行われ、得点が基準値を下回ると「英語サバイバル」という授業をとらなくてはなりません。これをとると、俗にサバイバーなんて呼ばれたりします。サバイバーになると授業コマ数だけでなく課題の量も増えて大変なので、できるだけ避けましょう。受験を乗り切った英語力があれば大丈夫。(4月までそれを維持できればですが 汗)

 

さて、そんな試験を終えて大学の授業が始まります(ここからは僕の受けた講義のお話です。担当の先生によって授業の進め方は違いますので悪しからず)

一年前期で僕がとった英語の授業では、主に英文和訳を繰り返していました。高校でやってきたこととそこまで大きな違いはないのではないでしょうか。ただ少し変わったこともあって、「英文を読み、その内容を隣の人に要約して伝える」というようなことをやりました。大前提として読む力、そしてそれを自分なりに要約する力、さらにまとめたものを相手に英語で伝える力が必要とされました。なかなか最初はできないものですが、回数をこなしていると自然と出来るようになってくるものです。

 

ここで夏休みをはさみ、いざ後期へ。

 

理学部の後期では「英語中級」「英語コミュニケーション」の二つの授業があります。

前期の内容がわりと簡単だったので後期は背伸びしてみようと思い、英語中級では難しいと噂の先生の授業を取ることに。

英語中級の内容は、事前に教材を読んできてそれに関する小テストを受けたり、エッセイを書いたりするというもの。この教材は「ethics」というタイトルで、世界の宗教や歴史などに言及したあまり馴染みのない内容でした。

 

授業中に書くエッセイの内容は、例えば「Who is Buddha?」や「What is the "yama" and "niyama"?」などと、「ethics」に関する自分なりの考えやそれに対応する英単語を知っていなければなりません。正直、かなりしんどかったです...。自分の考える回答に対応する英語が分からなかったり、そもそもなんと答えて良いか分からなかったり。ですが、この授業を終えてから、Criterion(さっき言った英語の試験)を受けてみると点数が大幅に上がり効果があったのだと実感しました。No pain No gain ですね。受験生の皆さんもできる限り追い込めばきっとそれに見合った効果が返ってきますよ!

 

さて、英語の授業はもう一つ「英語コミュニケーション」というものがあります。これは名前の通りコミュニケーションを取ることを目的とした授業です。

ひたすら英語で会話したり、プレゼンしてみたり、発音の練習をしてみたりと、役立ちかつとても楽しい時間でした。

ここでやったプレゼンの内容も"We should stop using SNS!""Let's have a pet.""Try to use Arabic."など人によって様々なテーマで、個性が出るなと思った記憶があります。5分程度のプレゼンでやはり緊張しましたが、しゃべる内容をしっかり考えておけばわりとなんとかなります。難しいのは5分間しゃべれるだけの英文を作成する方でしたね。先輩によく言われるのですが、プレゼンは練習しなければ上手くなりません。高校生のうちにはなかなかそんな機会が無いかもしれませんが、これからどう考えてもプレゼンのスキルは必要になります。大学生になった暁にはプレゼンの機会がたくさん転がっていると思うので、臆せず挑んでいきましょう。

 

さてさて、最後に少し脱線してしまいましたが、いかがでしたか?大学の英語の授業の雰囲気を少しは掴めたでしょうか?

この授業を楽しむにも最低限の英語の力が必要です。受験期はその力をつける絶好の機会だったなと今になって気が付きました。勉強が辛いものに感じてしまう人もいるかもしれません。安心してください。きっと役に立ちますよ。

それでは今回はこのあたりで。

 

 発音用英文

Profile

所属:理学部1年生

出身地:和歌山県