名大生ボイス

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大学生活全般

2016.07.21

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小川くんから見た授業-修士論文発表会

生命農学研究科・博士課程教育リーディングプログラム(リーディング大学院)「ウェルビーイング」プログラム学生の小川高広です。毎年2月ごろになるとキャンパス内の各研究科では修士論文の発表会が頻繁に開催されています。私の所属する生命農学研究科でも博士課程(前期課程)修士2年生による修士論文の発表会が、2日間にわたり開催されました。その様子を簡単にお伝えします。

 

私の所属する生命農学研究科には4つの専攻があります。専攻によって発表の形式は違うようですが、私の専攻では研究科で最も広い講義室を使用し、専攻の先生と学生を集め毎年発表会が行われています。

 

発表する学生はスーツを着用し、緊張した面持ちでみんな自分の順番を待っています。ここでの発表はパワーポイントを使用します。最近知りましたが、文系の研究科の中にはパワーポイントを使わず、資料を参加者へ配布し、プレゼンする方法を用いるところもあるそうです。パワーポイントでの発表が当たり前だと思っていましたが、それぞれの研究科や研究分野のカラーが発表の場にも出ることに大学の多様性を感じました。

 

ところで発表時間ですが、博士課程(後期)に進学する予定の学生と修士で修了する予定の学生とでは、時間が少し異なります。進学予定者は発表時間や質疑応答が長く与えられています。しかし、進学する学生も修了する学生も2年間の研究の成果を発表する場所なので、独特の緊張感があります。

 

さて、無事に発表が終わると、リラックスした表情を
浮かべる学生も多くいましたが、その一方で先生から厳しく言われた学生には全く元気がありません。これも大学生活の一つの光景です。研究はどうなるか、やってみないとわかりません。うまくいってもうまくいかなくても、それが研究です。またベストを尽くし、よりよい研究をすることが大切です。

 

受験生のみなさんも学部に入学したら、卒業論文を書くことになることかと思います。4年間をかけ大学で学び、そして研究してきたことの成果がそれです。急に書くことはもちろん出来ませんので、入学後は日ごろから確実に学習を進めていってください。大学では文章を書く機会が高校よりも多いです。読み手にうまく伝わる文章の作成を心がけ、練習してください。大学の図書館には文章をどうやったらうまく書けるのかについて記されている本がたくさんあります。また名大の講義にも、そのような内容のものがあります。図書館には学習サポーターもいますので、入学したら活用してみてくださいね。

Profile

所属:生命農学研究科博士前期課程2年生

出身地:兵庫県