名大生ボイス

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大学生活全般

2013.07.10

  • 大学生活全般

竹内くんから見た授業

医学部でのカリキュラムを大方終えた今、6年間を振り返ってみようと思います。

なお、現行カリキュラムと異なる部分があるかもしれないことを予め断っておきます。ご了承ください。

 

医学部の学生はおおざっぱに、1・2年生で教養科目、3・4年生で基礎科目、5・6年生で臨床科目を学びます。これは他の大学とあまり変わらないと思います。

 

以下それぞれについて印象的だったことを中心に述べていきます。

 

まず教養科目について

他学部の学生と同じように数学や外国語の授業を受けます。医学部の学生だけのクラスで受けることが多かったですが、そうでない授業ももちろんありました。総論的な話から最先端の話まで、総合大学ならではの講義が受けられたのは今となっては良い思い出です。

 

基礎科目について

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医学の基礎科目を学ぶのは3・4年生のときがメインなのですが、最初の大きなイベントである解剖実習は2年生の前期にあります。4人1組で1体のご献体を解剖させていただきます。この実習で自分が医学生になったのだと実感する学生が多いのではないかと思います。

また3年生の後期には半年間医学研究に従事する機会があり、最後には発表会もあります。私は予防医学という教室に通いましたが、研究のデザインからプレゼンテーションの仕方まで学ぶことの多い半年でした。(右図:研究発表会の様子)

 

臨床科目について

5年生になると大学の附属病院での臨床実習がはじまります。実際に患者さんの問診や身体診察をさせてもらったり手術室に助手として入ったりするので、自然と多くのことが身につきます。今までの知識との関連が分かり感動することもしばしばあります。またそういった医学的なことだけでなく、患者さんとのコミュニケーションや職場でのルールなど、反省点も含め考えさせられることも多くあります。

臨床実習のなかで特徴的なのが、5年生のうちに行われる1か月間の外病院実習です。名大の関連病院(とても多い!)で1か月間お世話になるのですが、私は掛川市立総合病院に行きました。今までとまったく異なる生活環境での実習は新鮮で、また先生方にも親切にしてもらいました。地域の市中病院は大学病院とはひと味違うのでとても面白いと思います。

 

その他について

医学部だからといって毎日忙しいわけではなく、アルバイトや部活動などを行うことは十分可能です。また試験や進級についても過度に心配する必要はないかと思います。様々な施設や備品にも恵まれており、総じて充実した学習環境が用意されているように感じます。

Profile

所属:医学部医学科6年生

出身地:愛知県