名大生ボイス

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大学生活全般

2016.12.14

  • 大学生活全般

寮生活の紹介

こんにちは!理学部1年の廣瀬です。高校生の皆さんはもうすぐ冬休みですね。名大にも冬休みがあり、再来週から2週間弱の年末年始期間は講義がありません。冬休み明けの期末テストを経て、2月から2か月弱の春休みが始まることを考えると、自由な時間は高校までと比べて格段に増えています。ただ冬休みが明けるとすぐにTOEFL ITPという英語の試験(英語の講義の成績に入るのでここで頑張ると期末テストで有利です)があったり期末テストがあったり、遊んでばかり、いう訳にもいきませんが...。

さて今回は私が住んでいる寮での生活を記事にしていきたいと思います。私自身名大に合格後に寮の値段の安さに惹かれたのですが、大学のサイトを見ても寮での生活の実態というのは載っておらず、普通のアパートにするか寮にするかは寮の応募の締め切りぎりぎりまで悩みました。結局寮を選択したのですがこの選択はよかったな、と現在は思っています。名大入学後の住まいを選ぶうえで役立つ情報を届けたいと思い、今回は大学のサイトなどにはあまり載ってないような、寮生活の1年の流れや実際の入居者としての印象などを記事にまとめたいと思います。その前に簡単に寮の基本的な情報をまとめていきます。

 

寮の基本的データ

名称:国際嚶鳴館(こくさいおうめいかん)

場所:名古屋市昭和区高峯町165

名大東山キャンパス(医学部以外の学部が揃う最大のキャンパス)から約700mと、徒歩でも通える近さ(実際には入居者の大半が自転車で通学しており、原付やバイクを使用している人もいます)で、鶴舞(医学科)・大幸(保健学科)キャンパスへも寮の最寄駅(八事日赤駅、寮から徒歩5分)から乗り換え0~1回でスムーズに行けるので通学で不自由することはほとんどないです(特に医学部以外の学部)。

また、近くにはスーパーやコンビニが揃っており、寮の付近は比較的静かな住宅街ですが少し足を伸ばすと本山や星ヶ丘といった遊べる街もあり、立地はよいと思います。

費用:8700円/月(2016年度、今後改定され数年間で毎年数百円ずつ段階的に引き上げていくらしいです)電気代は寮費とともに引き落とし、ガス・水道・インターネットは各自で契約

寮の最大の魅力はやはり値段の安さだと思います。付近のワンルームの家賃と比べても明らかだと思います。

設備:居室にエアコン、ベッド、学習机、いす、棚、ユニットバスなどが備え付け。フロアごとの共用スペースにキッチン、ガスコンロ、冷蔵庫、洗濯機などが備え付け。

私が入居後自分で揃えたのはテレビ、冷蔵庫、電気スタンド、電気ケトル、シーツなどです。

入居条件・申し込み方法など、詳しいことはhttp://www.nagoya-u.ac.jp/academics/campus-life/housing(このページの下にある「学生生活」-「国際嚶鳴館(学生宿舎)」のページです)を参照してください。

 

1年の流れ

4月 新歓期間

寮生のほとんどは4月の新入生ガイダンスが始まる期間に入寮します(夏休みまでに寮から引っ越した人がいて空きが出ると夏休み明けからの入寮の募集を行うそうです)。入寮日から1週間程度はほぼ毎晩フロアごとの共用リビングで歓迎の食事会を開いてもらいます。料理は基本的に上回生(寮にいた期間を寮内では「~回生」と言います。大学での学年が違っても入寮した年度が同じなら寮内では「同級生」です)が作り、1回生をもてなします。また、フロアごとに上回生が企画をしてどこか外に遊びに行ったり、寮内で卓球大会があったりと、親睦を深める機会がたくさんあります。

7月 バタ祭

七夕にちなみ6月下旬から7月上旬に行われます。フロア対抗でバレーボール大会があったり、フロアで出店を開き寮外生を招待して縁日のような催しをしたりと、前期で最大のイベントです。私のフロアではこの頃から1回生もイベント後の夜の食事会で料理を作るようになりました。

10月中旬~12月上旬 寮祭

寮内最大のイベントです。卓球大会、ソフトボール大会、運動会、コンパ(寮生が一堂に集い、企画を通して盛り上がるイベントです)など、2か月強にわたってほぼ毎週土曜になにかイベントがある期間です。

1月~ 追いコン

3月をもって寮を出る人に最後に楽しんでもらう行事ですが、まだ私も経験していないのでわかりません。

 

このように1年を通じて寮の行事は結構あり、1つのサークルのような感じです。もちろんほかに予定のある人はそちらを優先しても大丈夫です。

 

これまで寮で暮らしてきての印象

寮生(特に同じフロア内)間の距離は近い。

先述したように寮内でのイベントが多いので積極的に参加するとその分仲良くなれるチャンスは多いです。またほとんどの行事はフロア対抗、また行事後の夜はほぼ毎回夜に食事会がフロアであったりするので、同じフロアの人とは学年問わず距離が近くなると思います。

ほかの学生マンションなどと比べ自由。

嚶鳴館には門限はなく、また外泊や外出も自由です。私にとっては意外だったのは民間の運営している学生マンションなどの多くでは門限があったり、夜間の外出に手続きが必要だったりします。

 

最初にも書きましたが、8か月半寮に住んでみて、私は寮に決めてよかったと思います。もちろん部屋が手狭だったり私の部屋は3階なのにエレベーターがない(寮はA・B・Cの3つの棟があり、A棟が9階建てでエレベーター完備の大きな棟、B・C棟は3階建てのエレベーターがない小さな棟)ので1階ロビーに届く寮生宛の荷物を持ってあがるのが大変、共用リビングのキッチンが汚め...など小さな不満はいくつかありますが、総合的には住んでいて楽しいと思います。まだ少し先のことですがみなさんも住居を決める際は様々な情報をもとによく考えて決めてみてください。

 

Profile

所属:理学部1年生

出身地:愛媛県